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2003年10月18日

JA4044に使われているHartzell社製のプロペラ。3枚付いている。

自家用機は5年に1回は装備しているプロペラを外して新しくする必要がある。別に運航上には問題は無いのだろうが、整備の規定として定められている。要するに「不具合が発生してから対応する整備ではなく、不具合が発生する前に事前対応を済ませておく」というのが航空機の安全運航の基本ともなる整備の考え方だ。

多くの自家用小型機はプロペラが2枚ついているのに対し、我JA4044は3枚ペラの機体。当然だが交換にかかる費用も2枚ペラよりも高くつく。実際の交換作業などの整備時間は2枚だろうが3枚だろうが関係無い。そして費用以外にももう一つ。このプロペラはアメリカのHartzell社というメーカーの物。要するにアメリカからプロペラが送られてくる時間もかかる。

JA4044は今年の12月に交換をする必要があるが、この時期はアメリカもクリスマス休み中。普段よりも余計に時間がかかってしまうことを先読みして、あえて11月にプロペラを交換してしまうことに決めた。これでまた来月は半月程度のフライトができない日々をおくることになりそうだ。

いずれにしても、「不具合が起こる前に対応を済ませる」という考え方は飛行機の整備だけでなく、仕事などの他の分野でも適応できそうな考えかただと改めて思う。