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2003年10月26日

19日に行われた八尾駐屯地の基地祭で開放したJA4044。

先週は八尾空港に隣接されている駐屯地で。今日は立川の基地祭。いずれも飛行機を開放して、操縦席に座っていただいた。小型機に触れることが少ないからか、かなりの列ができる。殆どの方は、まさか個人所有している機体をボランティアで公開しているとは思わない。「昨日、大阪から飛んできたんですよ」とか、「今日はこれで大阪まで帰るんです」と言うと間違いなく驚かれる。

ほとんどは子供さんと一緒のお父さん、お母さん。なかにはお祖父ちゃん、お婆ちゃんもいる。子供達は一生懸命に操縦桿を左右に動かし、翼が同時に動くのを見て喜んでくれる。それをまたご両親が写真やビデオにおさめていく。昔、小型機に乗ったことがある方、旧陸軍時代に戦闘機の整備をされていた方、30年前に免許が欲しくて色々調べたが断念してしまった方・・・沢山の方がお話をしてくれる。わずか5分前後の短い時間とはいえ、飛行機がきっかけで会話ははずむ。性別、年齢を超えて共通の話題で楽しい時間が過ぎていく。

中には小生が機体のオーナーではなく、単なる係の「兄ちゃん」と勘違いしている人もいて、「すみません・・・翼には触らないようにしてくださいね〜」と言うと文句の一言でも言いたそうな表情をされる方もいる。とは言っても、殆どの方はマナーも非常によく、笑顔で記念撮影をされていく。

たかが小型機、されど飛行機。空を飛んでみたい気持ちは小さい子供からお年寄りの方まで常に持ち続けていると感じた一日だった。