●●● AES + JFltcrwPro の遊び方 例 ●●●

 AES と JFltcrwPro を使った遊び方の例を書いてみます。
 もし試してみた方おられましたら掲示板にご意見ご感想をぜひお寄せください。


●前準備
  AESHELP にて設定

設定 元の設定
   デボーディングタイミング
   ケータリングタイミング
   クリーニングタイミング
   給油車タイミング
   ボーディングタイミング
    
1.00 - 1.01
2.00 - 2.01
1.00 - 1.01
1.00 - 1.01
1.00 - 1.01
3.00 - 5.00
6.00 - 12.00
5.00 - 10.00
6.00 - 12.00
0.30 - 2.00


AES での考察
・パーキングブレーキを掛けることによりボーディングブリッジ、タラップ、荷物車が動き出します。
・ボーディング・デボーディングとケータリング・クリーニング・給油車はそれぞれが終わった後に動き出します。
  出発時はケータリング、クリーニング、給油車を先に動かし、そのあとボーディング
  到着時はデボーディングの後にケータリング、クリーニング、給油車を動かすのが良さそう


●●● 操作手順 ●●●

● 起動 ●

● 01.ジョイスティック、スロットル、ラダーを USB 接続し設定を完了します。

● 02.ランダムフライトを起動
出発空港、到着空港、機体、出発日時を決め JFltcrwPro 用設定ファイルを作ります。

● 03.AES テクスチャー変更
機体に合わせて AES のテクスチャーを AES_TC にて変更します。

● 04.FS2004 を起動
機体、出発空港およびゲート、日付および時刻を設定しスタート。
時刻はランダムフライトで決定した出発時刻の20分前に設定します。
AES でのドア位置設定や JFltcrwPro での視点設定などの有無により20分を調整してください。
このとき各種ライト、エンジン、パーキングブレーキを OFF にしておくこと。
それぞれを OFF にした状態で保存し「標準」に設定しておくと便利です。

● 05.ActiveSky、AIsmooth、MyFsGoogleEarth を起動、設定します。

● 06.FSNav で出発空港、到着空港、機種をセットしてフライトプランを作成します。
FSNav 用データ保存、FS2004 用データをエクスポート保存を行ないます。

● 07.FS2004 にて画面、計器類の設定およびフライトプランの読み込みを行ないます。

● 08.まだ使用機体が AES に対応させていない場合はドア位置など AESHELP にて設定します。

● 09.JFltcrwPro を起動
まだ使用機体の視点設定をしていない場合は視点設定およびドアなどのキーイン設定を行いデータ保存します。


● 出発 ●

● 01.フライトプランに沿って JFltcrwPro の TOB(テイクオフブリーフィング)設定を行ないます。
「プッシュバックを OFF」「搭載燃料の量」「V1,Vr,V2 および巡航高度」「自機のエンジンタイプ」、これらを忘れないように!

● 02.FS2004 を外部視点で自機が良く見えるようにしてパーキングブレーキをセットします。
AES のボーディングブリッジ、タラップ、荷物ローダーが動き出します。

● 03.AES メニューにて F2,F3,F4 を押します。
クリーニング、ケータリング、燃料補給車が動き出します。

● 04.FS2004 の ATC にてクリアランスおよびタキシング許可をもらいます。
タキシングの道順マーキングを表示させプッシュバック方向を確認します。
JFltcrwPro にて B-B キー入力、TOB 画面を出して離陸滑走路番号を入力します。

● 05.AES メニューにて F5 を押しボーディング(乗客の搭乗)を開始します。
ボーディングブリッジの無いゲートやランプでは燃料補給車が立ち去った後に乗客を乗せたバスが2台横付けされます。

● 06.JFltcrwPro C-C キー入力にて搭乗案内のアナウンス開始
アナウンス終了してしばらく後に AES の搭乗完了会話が来るようにすると良いです。
AES の搭乗完了会話 = ボーディングブリッジ側の地上係員から客室乗務員へ。

● 07.JFltcrwPro C-C キー入力にて TOB(テイクオフブリーフィング)を行ないます。
この中で客室乗務員からコックピットに搭乗完了が知らされます。

● 08.AES メニュー F6 にてプッシュバック開始
この操作は JFltcrwPro の TOB の会話が進み TOB 画面が消えた時(テイクオフブリーフィングはまだ続いている)にやっておくと AES からのエンジンスタート5分前の連絡が絶妙のグッドタイミングで行われます。
ぜひお試しください。

雪が降ってる場合は除雪車を呼びます。
プッシュバック方向を間違わないように選択すること。
場所によってはプッシュバックの方向選択が無かったり、プッシュバック動作そのものが無い事があります。
ぜひ外部視点でトーイングカーの運転手さんの妙技を見てやってください。
地上係員がトーイングカーの側を一緒に歩いて行くところも見てやってください。

地上係員から「エンジンスタート5分前」の連絡が入りトーイングカーが接続されます。 荷物ローダー、タラップ、ボーディングブリッジが離れます。
プッシュバック開始の準備が整うと AES 地上係員からパーキングブレーキ解除の要請が来ます。
パーキングブレーキを解除するとプッシュバックが開始されます。

AES 地上係員から「グランドクリア、エンジンスタートどうぞ」の連絡が入ります。

● 09.JFltcrwPro C-C キー入力にてエンジンスタート音声開始
ここから後はエンジンスタート内容の長さ、プッシュバックの距離などにより JFltcrwPro と AES の音声が重なることがありますが、現在のところ対処方法が見つからないので大目に見てやってください。 m(_ _)m

先にプッシュバックが終了し AES 地上係員からパーキングブレーキセットの要請が来た場合、JFltcrwPro のエンジンスタートが完了するまでパーキングブレーキをセットしないでください。

エンジンスタートが完了したらパーキングブレーキをセットします。
AES 地上係員からトーイングカーを切り離したことが報告されますがこの日本語音声がまだありません。
AES の元の音声に機長さんの応答のみくっつけています。
トーイングカーが離れると AES 地上係員とコックピットで「オールイクイップ・ディスコネクト。いってらっしゃい」のやり取りが行なわれます。
地上係員がノーズギアの所から歩いてコックピットから見える位置まで離れこちらを向いて手を上げます。

● 10.JFltcrwPro C-C キー入力にてタキシング音声開始
音声に沿ってパーキングブレーキを解除すると手を上げていた地上係員がぺこりと頭を下げてから立ち去ります。
どうぞ見てやってください。

離陸滑走路までタキシングし飛び立ちましょう。


● 到着 ●

● 01.着陸したら FS2004 の ATC の指示に従って誘導路に入ります。
JFltcrwPro 客室乗務員の着陸アナウンスを聞きながらフラップを戻します。
誘導路に入ったら ATC のグランドに連絡し到着ゲートの指示をもらいます。
到着ゲートまでの道順を表示させます。(気分により表示させなくても良い)

● 02.到着ゲート番号が分かったら JFltcrwPro、AES それぞれにゲート番号を指定します。
JFltcrwPro B-B キー入力にてゲート番号を入力します。
AES メニューにてゲート番号を指定します。F1、F2 キーでゲート番号が上下します。
F3 キーを押して誘導車を呼び、到着ゲートまで案内してもらいましょう。

● 03.到着ゲートに近づいたら AES のマーシャラーまたは駐機位置指示表示に従って上手に停めましょう。
自機の周りの様子がよく見えるように外部視点にします。
パーキングブレーキをセットし、エンジンを切ります。
AES 地上係員から連絡が入り、ボーディングブリッジ、タラップ、荷物ローダーが動き出します。

● 04.AES メニューにて F1 デボーディング(乗客の降機)を押して一呼吸置いてから F2,F3,F4 を押します。
乗客の降機が始まり、ケータリング車が動き出します。
ボーディングブリッジの無いゲートまたはランプでは乗客を乗せるバスが2台横付けされます。
燃料補給車、クリーニングは乗客が降りてアナウンスが行なわれた後に始まります。

● 05.JFltcrwPro C-C キー入力にて空港到着アナウンスを行ないます。
上記 AES のキー入力に続けてこの操作を行ないましょう。
JFltcrwPro の視点切り替えに AES の各車両等の動きがうまく合うようにタイミングを調整しましょう。

JFltcrwPro 空港到着アナウンスが終わるとレポートが表示されます。
レポートが表示されていると AES の降機完了アナウンスが聞こえませんのですぐにレポートを閉じておきます。
レポートはあとからゆっくり調べましょう。
乗客が全員降りると CA さんから連絡が入り、つづけてパーキングチェックが行なわれます。

AES の各車両が作業する様子をのんびりコーヒーなど飲みながら眺めて旅の余韻に浸りましょう。
ふふ (  ̄ー ̄)o口~~



●AVSIM.comやFlightsim.comなどでダウンロードできるフリーシナリーのAES対応表

Hirorinさんが調べてくださいました。AES 1.99a 2009/02/11 現在の対応状況です。
Hirorinさん 情報をありがとうございます。

使ってみた感想などぜひ掲示板にお寄せくださいね。

≪クレジット不要≫
EDDE  Erfurt
EFIV  Ivalo
EFRO  Rovaniemi(*) デモバージョン(広告が出ます)AES機能はフルにOK
EPGD  Danzig/Gdanzk
GMML  Laayoune
KBOS  Boston ※お勧め! 良く出来ていますよ〜 フリーとは思えない
LGIO  Ioannina
LGSK  Skiathos
LGTS  Thessaloniki
LGZA  Zakithos
LIEO  Olbia
LIMJ  Genoa
LIPO  Monticiari
LIPR  Rimini
LIPX  Verona
LIRN  Neapoli
LLBG  Tel Aviv(*) デモバージョン(広告が出ます)AES機能はフルにOK
LOWK  Klagenfurt
LOWL  Linz
LOWS  Salzburg
LSZH  Zuerich(*) デモバージョン(広告が出ます)AES機能はフルにOK
UNNT  Novosibirsk
URSS  Sochi
VHHX  Kai Tak 香港カーブをぜひ
WIIJ  Adisutjipto
WRSJ  Juanda
≪クレジット必要≫
CYYZ  Toronto
EFHK  Helsinki Vantaa
LGAV  Athen
LGRP  Rhodos
LIMC  Malpensa
LIME  Bergamo
LIML  Linate
LIPZ  Venice
LIRF  Rom Fiumicino
VHHH  Chep Lap Kok
WIII  Jarkata
YBBN  Brisbane

(*)は、クレジット0でフル機能が利用できるが広告が出現し、それを消すにはリスト表記のクレジットが必要なものです。




★★★ おぼえがき ★★★

Vref の計算式 (V1,Vr,V2 アプローチ時のフラップタイミングを自動計算)
離陸時の V1,Vr,V2 スピード、着陸時のフラップ操作などの基本となるスピード Vref の計算方法を見つけました。グロスウェイトから下の計算式によって算出できるようです。
燃料の重量を計算し単位をトンに直します。燃料重量プラス機体重量が離陸重量となります。
離陸重量が分かったら次の公式を使って Vref を計算します。

  Vref=0.6606W+51.412  W=離陸重量(トン)
  1トン=2204.62ポンド
  Vrefから、離陸の際の参考速度が計算できます。

  V1=Vref-5
  Vr=Vref
  V2=Vref+5

  離陸
  Vref+20→Flaps 5
  Vref+40→Flaps 1
  Vref+60→Flaps UP

  アプローチ
  Vref+80→Flap1
  Vref+60→Flap5
  Vref+40→Flap15/20
  Vref+20→Flap25/30

これはB767用のようです。他の機種については書いていませんでした。
もし他の機種での算出方法をご存知の方はぜひ教えてくださいませ。

JFltcrwProでは機体重量(グロスウェイト)をFSUIPCによりFS2004の機体のデータから読み出してます。ということは Vref も計算でき、さらに V1,Vr,V2 やアプローチ時のフラップタイミングも算出できることになりますね。

ということでこれらを JFltcrwPro で自動計算されるよう組み込んでしまいましょう (o^-')b
お楽しみに〜