MSアドベンチャーSDK-FS組み込み変数レファレンス



5.5■APLが使用できるフライトシミュレータ組み込み変数(FS変数)
5.5.0■ ユーザー変数とフライトシミュレータ組み込み変数(FS変数)
5.5.001■ ADF_Active 変数
5.5.002■ ADF_Alt 変数
5.5.003■ ADF_Bearing 変数
5.5.004■ ADF_Freq 変数
5.5.005■ ADF_Lat 変数
5.5.006■ ADF_Lon 変数
5.5.007■ Airspeed_Indicator_Fail 変数
5.5.008■ Airspeed_Indicator_Tas 変数
5.5.009■ Altimeter_Fail 変数
5.5.010■ Angle_Of_Attack 変数
5.5.011■ APL_Messages 変数
5.5.012■ APL_Sound 変数
5.5.013■ Attitude_Indicator_Fail 変数
5.5.014■ Auto_Coordination 変数
5.5.015■ Autopilot_Altitude 変数
5.5.016■ Autopilot_Altitude_Hold 変数
5.5.017■ Autopilot_Approach_Hold 変数
5.5.018■ Autopilot_Attitude_Hold 変数
5.5.019■ Autopilot_Back_Course_Hold 変数
5.5.020■ Autopilot_Heading 変数
5.5.021■ Autopilot_Heading_Hold 変数
5.5.022■ Autopilot_Localizer_Hold 変数
5.5.023■ Autopilot_Master 変数
5.5.024■ Autopilot_Nav_Hold 変数
5.5.025■ Autopilot_Wing_Leveler 変数
5.5.026■ Barometric_Drift 変数
5.5.027■ Barometric_Pressure 変数
5.5.028■ Brake_Left_Position 変数
5.5.029■ Brake_Right_Position 変数
5.5.030■ Cloud_High_Active 変数
5.5.031■ Cloud_High_Base 変数
5.5.032■ Cloud_High_Coverage 変数
5.5.033■ Cloud_High_Icing 変数
5.5.034■ Cloud_High_Top 変数
5.5.035■ Cloud_High_Turb 変数
5.5.036■ Cloud_High_Type 変数
5.5.037■ Cloud_Low_Active 変数
5.5.038■ Cloud_Low_Base 変数
5.5.039■ Cloud_Low_Coverage 変数
5.5.040■ Cloud_Low_Icing 変数
5.5.041■ Cloud_Low_Top 変数
5.5.042■ Cloud_Low_Turb 変数
5.5.043■ Cloud_Low_Type 変数
5.5.044■ Cloud_Thunder_Active 変数
5.5.045■ Cloud_Thunder_Base 変数
5.5.046■ Cloud_Thunder_Coverage 変数
5.5.047■ Cloud_Thunder_Icing 変数
5.5.048■ Cloud_Thunder_Top 変数
5.5.049■ Cloud_Thunder_Turb 変数
5.5.050■ Cloud_Thunder_Type 変数


5.5.0■ ユーザー変数とフライトシミュレータ組み込み変数(FS変数)

APLの全ての変数は倍精度浮動小数点数です。変数は計算にも、アドベンチャーのドライ
バー(Advdrv.dll)とフライトシミュレータの相互作用を定義することにも用いることが
できます。

また、変数は計算結果をセーブすることにも使用できます。以下A-Zの変数は予め定義され
ていますが、Declare  コマンドを使用することで新しい変数を作ること
もできます。文字列変数はDeclare  = "initial value" で宣言でき、
Print, Scroll, Debug_Printコマンドで参照することができます。

APLとフライトシミュレータの主要なインターフェイスはフライトシミュレータ組み込み
変数(以下、FS変数と略します。)です。FS変数は参照でき、いくつかのケースでは、APL
プログラムから変更することができます。この変数は通常の変数ですが、この値がフライト
シミュレータに参照された時には、インターフェイス機能をコールした事と同じになります。

一般的にいえば、インターフェイス機能はフライトシミュレータの実際の内部変数の値を
APLの変数と連携して読み、適切な単位の変換、角度の変換や翻訳を行った上で、倍精度
浮動小数点数に変換します。
インターフェイス機能は、更に、必要ならば他の機能も果たします。例えば、ある値が変数
に書き込まれた時に、インターフェイス機能は必要なレンジチェックを行い、フライトシ
ミュレータの実際の数字を更新し、又は適切なインターフェイス機能をコールします。イン
ターフェイス機能は必ずしもフライトシミュレータと結び付けられている必要はありません。
例えば、Random変数はこの一例です。FS変数の詳細については、「APLが使用できるフラ
イトシミュレータ組み込み変数(FS変数)」を参照して下さい。


5.5.001■ ADF_Active 変数

ADFステーションの電波を受信状態の場合に真になります。ブール値。読み出しのみ。

使用例

IF ADF_ACTIVE = TRUE THEN

        PRINT "You are now receiving the station tuned on the ADF."
ENDIF

5.5.002■ ADF_Alt 変数

ADFステーションの高度(MSL) 。電波を受信していない時は0を返します。戻り値はフィート
単位。読み出しのみ。

使用例

DECLARE Stn_Alt

Stn_Alt = ADF_ALT

5.5.003■ ADF_Bearing 変数

受信中のADFステーションへの方位。電波を受信していない時は0を返します。
戻り値は磁気方位です。読み出しのみ。

使用例

DECLARE B_TO

ADF_FREQ = 362

B_TO = ADF_BEARING

5.5.004■ ADF_Freq 変数

ADFを合わせる周波数です。kHz単位です。読み書き可能。

有効な周波数の値は200から1699.9までで0.1単位です。しかしながら、100HzADF周波数調整
優先機能(100 Hz ADF Frequency Adjustability preference)が選択されていなければ、
200-999の1kHz単位の調整が実際には有効です。

使用例

ADF_FREQ = 362


5.5.005■ ADF_Lat 変数

ADF ステーションの緯度です。電波を受信していない時は0を返します。-90度から
+90度の値になります。South_Latitudeコマンドが実行されていなければ、北緯が正になり
ます。読み出しのみ。

使用例

NORTH_LATITUDE

ADF_FREQ = 362

IF PLANE_LAT > ADF_LAT THEN

        PRINT "You are north of the NDB."

ELSEIF PLANE_LAT < ADF_LAT THEN

        PRINT "You are south of the NDB."

ENDIF

5.5.006■ ADF_Lon 変数

ADFステーションの経度です。ADFに周波数があっていない時は0を返します。
-180度から+180度の値になります。East_Longitudeコマンドが実行されていな
ければ、西経が正になります。読み出しのみ。

使用例

WEST_LONGITUDE

ADF_FREQ = 362

IF PLANE_LON > ADF_LON THEN

	PRINT "You are west of the NDB."

ELSEIF PLANE_LON < ADF_LON THEN

	PRINT "You are east of the NDB."

ENDIF


5.5.007■ Airspeed_Indicator_Fail 変数

速度計のゲージが故障している場合に真(True)になります。ブール値。読み書き可能。

使用例

IF AIRSPEED_INDICATOR_FAIL = FALSE THEN

        WHILE VELOCITY_INDICATED < 45
        'Wait for speed to increase.
        ENDWHILE
        'Now fail airspeed indicator.
        AIRSPEED_INDICATOR_FAIL = TRUE

ENDIF

5.5.008■ Airspeed_Indicator_Tas 変数

速度計が真大気速度(TAS)を表示している時には真(True)となります。実際の飛行機の
様に指示大気速度(IAS)を示している場合には偽(False)になります。ブール値。
読み書き可能。

使用例

'速度計がTASを示している時にはIASをセットします。

IF AIRSPEED_INDICATOR_TAS THEN

	AIRSPEED_INDICATOR_TAS = FALSE

ENDIF


5.5.009■ Altimeter_Fail 変数

高度計が故障している場合に真(True)になります。ブール値。読み書き可能。

使用例

IF PLANE_ALT > 5500 THEN

        ALTIMETER_FAIL = TRUE
ENDIF

IF ALTIMETER_FAIL THEN

        PRINT "Altimeter failure, remain in VFR conditions."
ENDIF

5.5.010■ Angle_Of_Attack 変数

迎え角を角度で返します。読み出しのみ。

使用例

IF ANGLE_OF_ATTACK > 20 THEN

	PRINT "Lower the nose a little."
ENDIF


5.5.011■ APL_Messages 変数

ScrollやPrintコマンドによる出力を表示させたり(TRUE)、非表示にしたり(FALSE)します。読み書き可能。

使用例

APL_MESSAGES = FALSE

PRINT "This message does not get displayed"

APL_MESSAGES = TRUE

PRINT "This message gets displayed"

5.5.012■ APL_Sound 変数

Playコマンドによる音声再生を可能にしたり(TURE)、不可にしたり(FALSE)します。読み書き可能。

使用例

'.wav file will only play once.

APL_SOUND = FALSE

PLAY "wavefile"

APL_SOUND = TRUE

PLAY "wavefile"

5.5.013■ Attitude_Indicator_Fail 変数

姿勢指示計が故障した時に真(True)となります。ブール値。読み書き可能。

使用例

IF ATTITUDE_INDICATOR_FAIL THEN

        PRINT "CAUTION: Attitude indicator failed."
ENDIF

5.5.014■ Auto_Coordination 変数

エルロンとラダーのオートコーディネーションがオンの時は真(True)になります。
ブール値。読み書き可能。

使用例

'Set auto-coordination on in code.

AUTO_COORDINATION = TRUE


5.5.015■ Autopilot_Altitude 変数

オートパイロットの指定高度です。オートパイロットダイアログボックスのALT行の数字欄
に対応しています。フィート単位(MSL)です。読み書き可能。

使用例

AUTOPILOT_ALTITUDE = 6500


5.5.016■ Autopilot_Altitude_Hold 変数

オートパイロットにAutopilot_Altitudeより指定高度が設定されている場合に真(True)になり
ます。この変数はオートパイロットダイアログボックスのALTのチェックボックスに対応し
ています。ブール値。読み書き可能。

使用例

'Set altitude hold on.

AUTOPILOT_ALTITUDE_HOLD = TRUE


5.5.017■ Autopilot_Approach_Hold 変数

オートパイロットにNAV1で設定された無線局によるローカライザーとグライドスロープに
対する追従が設定されている場合に真(True)になります。この変数はオートパイロットダイア
ログボックスのAPRのチェックボックスに対応しています。ブール値。読み書き可能。

使用例

AUTOPILOT_APPROACH_HOLD = TRUE


5.5.018■ Autopilot_Attitude_Hold 変数

オートパイロットに機体の姿勢維持(ピッチ、バンク)一定が設定されている場合に真(True)
になります。この変数はオートパイロットダイアログボックスのATTのチェックボックスに
対応しています。ブール値。読み書き可能。

使用例

AUTOPILOT_ATTITUDE_HOLD = TRUE


5.5.019■ Autopilot_Back_Course_Hold 変数

オートパイロットにNAV1で設定された無線局に対する逆コースが設定されている場合に
真(True)になります。この変数はオートパイロットダイアログボックスのBCのチェック
ボックスに対応しています。ブール値。読み書き可能。

使用例

AUTOPILOT_BACK_COURSE_HOLD = TRUE


5.5.020■ Autopilot_Heading 変数

オートパイロットが維持すべきヘディングを返します。この変数はオートパイロットダイア
ログボックスのHDG行の数値エリアに対応しています。角度で指定します。読み書き可能。

使用例

AUTOPILOT_HEADING = 270


5.5.021■ Autopilot_Heading_Hold 変数

オートパイロットがAutopilot_Headingで設定された針路維持が設定されている場合に真
(True)となります。この変数はオートパイロットダイアログボックスのHDGのチェック
ボックスに対応しています。ブール値。読み書き可能。

使用例

AUTOPILOT_HEADING_HOLD = TRUE


5.5.022■ Autopilot_Localizer_Hold 変数

オートパイロットにNAV1で設定された無線局に対するローカライザー追従が設定されている
場合に真(True)になります。この変数はオートパイロットダイアログボックスのLOCのチェッ
クボックスに対応しています。ブール値。読み書き可能。

使用例

AUTOPILOT_LOCALIZER_HOLD = TRUE


5.5.023■ Autopilot_Master 変数

オートパイロットのマスタースイッチです。オートパイロットのどれかの機能がオンの時に
はオン(True)になります。この変数はオートパイロットダイアログボックスの一番上にある
オートパイロットスイッチに対応しています。ブール値。読み書き可能。

使用例

'Disengage autopilot if it is engaged.

AUTOPILOT_MASTER = FALSE


5.5.024■ Autopilot_Nav_Hold 変数

オートパイロットにNAV1で設定されたVORステーションに対するコース維持が設定されて
いる場合に真(True)になります。この変数はオートパイロットダイアログボックスのNAVの
チェックボックスに対応しています。ブール値。読み書き可能。

使用例

AUTOPILOT_NAV_HOLD = TRUE


5.5.025■ Autopilot_Wing_Leveler 変数

オートパイロットに翼水平が設定されている場合に真(True)になります。この変数はオート
パイロットダイアログボックスのLVLのチェックボックスに対応しています。ブール値。
読み書き可能。

使用例

AUTOPILOT_WING_LEVELER = FALSE


5.5.026■ Barometric_Drift 変数

気圧の変化が有効になっている場合は真(True)になります。ブール値。読み出しのみ。

Note: 天候に関する変数は全て飛行機の現在位置に関する天候を示します。この天候情報は
飛行機がWeather及びWeather_Charコマンドにより定義された地域にいる場合は天候に関
するコマンドにより定義された天候のみを反映します。

使用例

IF BAROMETRIC_DRIFT THEN

	PRINT "Reset the altimeter to local station pressure."
ENDIF


5.5.027■ Barometric_Pressure 変数

ユーザーの飛行機がいる場所の現在の気圧を示します。単位は水銀柱換算のインチ単位の値
です。読み出しのみ。

Note: 天候に関する変数は全て飛行機の現在位置に関する天候を示します。この天候情報は
飛行機がWeather及びWeather_Charコマンドにより定義された地域にいる場合は天候に関
するコマンドにより定義された天候のみを反映します。

使用例

PRINT "Current altimeter setting is ", BAROMETRIC_PRESSURE


5.5.028■ Brake_Left_Position 変数

左ブレーキの状態を示します。0.0でオフ。1.0でフルオンです。増分単位で表示されます。
読み出しのみ。

使用例

IF BRAKE_LEFT_POSITION = 0 THEN

	PRINT "Apply pressure on the left brake and add a little power to turn left."

ENDIF


5.5.029■ Brake_Right_Position 変数

右ブレーキの状態を示します。0.0でオフ。1.0でフルオンです。小数点以下が単位となります。
読み出しのみ。

使用例

IF BRAKE_RIGHT_POSITION = 0 THEN

	PRINT "Apply pressure on the right brake and add a little power to turn right."

ENDIF


5.5.030■ Cloud_High_Active 変数

高層雲のレイヤーがアクティブの時、真(True)となります。 ブール値。読み出しのみ。

Note: 天候に関する変数は全て飛行機の現在位置に関する天候を示します。この天候情報は
飛行機がWeather及びWeather_Charコマンドにより定義された地域にいる場合は天候に関
するコマンドにより定義された天候のみを反映します。

使用例

IF CLOUD_HIGH_ACTIVE = TRUE THEN

	IF CLOUD_HIGH_TYPE = 1 THEN

		PRINT "Not much chance of ice with cirrus clouds."

	ENDIF

ENDIF


5.5.031■ Cloud_High_Base 変数

高層雲のレイヤーの底の高度(MSL)を示します。高層雲のレイヤーがない時には0を返します。
単位はフィートです。読み出しのみ。

Note: 天候に関する変数は全て飛行機の現在位置に関する天候を示します。この天候情報は
飛行機がWeather及びWeather_Charコマンドにより定義された地域にいる場合は天候に関
するコマンドにより定義された天候のみを反映します。

使用例

IF CLOUD_HIGH_BASE > 30000 THEN

	PRINT "You should be clear of clouds below FL290."

ENDIF


5.5.032■ Cloud_High_Coverage 変数

高層雲のレイヤーの範囲(雲に覆われている割合)を示します。0が雲がない状態。1が雲で
全て覆われている状態です。高層雲のレイヤーがない時には0を返します。小数点以下で
割合を表します。読み出しのみ。

Note: 天候に関する変数は全て飛行機の現在位置に関する天候を示します。この天候情報は
飛行機がWeather及びWeather_Charコマンドにより定義された地域にいる場合は天候に関
するコマンドにより定義された天候のみを反映します。

使用例

IF CLOUD_HIGH_COVERAGE < 0.3 THEN

PRINT "Should be a nice day with few clouds."

ENDIF


5.5.033■ Cloud_High_Icing 変数

高層雲のレイヤーがアイシング(着氷する)状態であれば真(True)となります。ブール値。
読み出しのみ。

使用例

IF CLOUD_HIGH_ICING = TRUE THEN

	PRINT "Watch for ice in the clouds."
ENDIF


5.5.034■ Cloud_High_Top 変数

高層雲のレイヤーの頂上の高度(MSL)を示します。高層雲のレイヤーがない時には0を返し
ます。単位はフィートです。読み出しのみ。

Note: 天候に関する変数は全て飛行機の現在位置に関する天候を示します。この天候情報は
飛行機がWeather及びWeather_Charコマンドにより定義された地域にいる場合は天候に関
するコマンドにより定義された天候のみを反映します。

使用例

DECLARE VFR_ALT

'Set minimum VFR on top altitude.

VFR_ALT = CLOUD_HIGH_TOP + 2000


5.5.035■ Cloud_High_Turb 変数

高層雲のレイヤーのタービュランス(突風)の度合いを示します。0 (平穏) 〜 255 (最も突風
が発生しやすい状態). 高層雲のレイヤーがない時には0を返します。単位は整数値です。
読み出しのみ。

使用例

IF CLOUD_HIGH_TURB > 100

	PRINT "Slow to maneuvering speed in turbulence"
ENDIF


5.5.036■ Cloud_High_Type 変数

高層雲の層(レイヤー)のタイプを示します。高層雲のレイヤーがない時には0を返します。
単位は整数値です。読み出しのみ。 

以下が雲層のタイプです。
0 = ユーザー定義
1 = 絹雲,すじ雲.
2 = 絹層雲
3 = 絹積雲,まだら雲
4 = 高層雲
5 = 高積雲
6 = 層積雲s
7 = 乱層雲
8 = 層雲
9 = 積雲

Note: 天候に関する変数は全て飛行機の現在位置に関する天候を示します。この天候情報は
飛行機がWeather及びWeather_Charコマンドにより定義された地域にいる場合は天候に関
するコマンドにより定義された天候のみを反映します。

使用例

IF CLOUD_HIGH_TYPE = 9 THEN

	PRINT "Watch for thunderstorms."
ENDIF


5.5.037■ Cloud_Low_Active 変数

低層雲のレイヤーがアクティブの時、真(True)となります。 ブール値。読み出しのみ。

Note: 天候に関する変数は全て飛行機の現在位置に関する天候を示します。この天候情報は
飛行機がWeather及びWeather_Charコマンドにより定義された地域にいる場合は天候に関
するコマンドにより定義された天候のみを反映します。

使用例

IF CLOUD_LOW_ACTIVE = FALSE THEN

	PRINT "No low cloud layer active."

ENDIF


5.5.038■ Cloud_Low_Base 変数

低層雲のレイヤーの底の高度(MSL)を示します。低層雲のレイヤーがない時には0を返します。
単位はフィートです。読み出しのみ。

Note: 天候に関する変数は全て飛行機の現在位置に関する天候を示します。この天候情報は
飛行機がWeather及びWeather_Charコマンドにより定義された地域にいる場合は天候に関
するコマンドにより定義された天候のみを反映します。

使用例

IF CLOUD_LOW_BASE < 1500 THEN

	PRINT "The clouds are right on the deck."

ENDIF


5.5.039■ Cloud_Low_Coverage 変数

低層雲のレイヤーの範囲(雲に覆われている割合)を示します。0が雲がない状態。1が雲で
全て覆われている状態です。低層雲のレイヤーがない時には0を返します。小数点以下で
割合を表します。読み出しのみ。

Note: 天候に関する変数は全て飛行機の現在位置に関する天候を示します。この天候情報は
飛行機がWeather及びWeather_Charコマンドにより定義された地域にいる場合は天候に関
するコマンドにより定義された天候のみを反映します。

使用例

IF CLOUD_LOW_COVERAGE > 0.8 THEN

	PRINT "Not a good day for VFR."

ENDIF


5.5.040■ Cloud_Low_Icing 変数

低層雲のレイヤーがアイシング(着氷する)状態であれば真(True)となります。ブール値。
読み出しのみ。

使用例

IF CLOUD_LOW_ICING THEN

	PRINT "Turn on the pitot heat and watch for ice on the wings."

ENDIF


5.5.041■ Cloud_Low_Top 変数

低層雲のレイヤーの頂上の高度(MSL)を示します。低層雲のレイヤーがない時には0を返し
ます。単位はフィートです。読み出しのみ。

Note: 天候に関する変数は全て飛行機の現在位置に関する天候を示します。この天候情報は
飛行機がWeather及びWeather_Charコマンドにより定義された地域にいる場合は天候に関
するコマンドにより定義された天候のみを反映します。

使用例

PRINT "The low layer tops are at ", CLOUD_LOW_TOP, " feet."


5.5.042■ Cloud_Low_Turb 変数

低層雲のレイヤーのタービュランス(突風)の度合いを示します。0 (平穏) 〜 255 (最も突風
が発生しやすい状態). 低層雲のレイヤーがない時には0を返します。単位は整数値です。
読み出しのみ。

使用例

IF CLOUD_LOW_TURB = 0 AND CLOUD_LOW_ACTIVE = TRUE THEN

PRINT "We should have a smooth ride."

ELSEIF CLOUD_LOW_TURB = 0 AND CLOUD_LOW_ACTIVE = FALSE THEN

PRINT "There is no active low cloud layer."

ENDIF


5.5.043■ Cloud_Low_Type 変数

低層雲の層(レイヤー)のタイプを示します。低層雲のレイヤーがない時には0を返します。
単位は整数値です。読み出しのみ。 

以下が雲層のタイプです。
0 = ユーザー定義
1 = 絹雲,すじ雲.
2 = 絹層雲
3 = 絹積雲,まだら雲
4 = 高層雲
5 = 高積雲
6 = 層積雲s
7 = 乱層雲
8 = 層雲
9 = 積雲

Note: 天候に関する変数は全て飛行機の現在位置に関する天候を示します。この天候情報は
飛行機がWeather及びWeather_Charコマンドにより定義された地域にいる場合は天候に関
するコマンドにより定義された天候のみを反映します。

使用例

IF CLOUD_LOW_TYPE = 9 AND CLOUD_LOW_COVERAGE > 0.7 THEN

	PRINT "It will probably be a wild ride today."

ENDIF


5.5.044■ Cloud_Thunder_Active 変数

雷雲の層(レイヤー)がアクティブの時、真(True)となります。 ブール値。読み出しのみ。

Note: 天候に関する変数は全て飛行機の現在位置に関する天候を示します。この天候情報は
飛行機がWeather及びWeather_Charコマンドにより定義された地域にいる場合は天候に関
するコマンドにより定義された天候のみを反映します。

使用例

IF CLOUD_THUNDER_ACTIVE = TRUE THEN

	PRINT "There are thunderstorms in the area, stay alert."
ENDIF


5.5.045■ Cloud_Thunder_Base 変数

雷雲のレイヤーの底の高度(MSL)を示します。雷雲のレイヤーがない時には0を返します。
単位はフィートです。読み出しのみ。

Note: 天候に関する変数は全て飛行機の現在位置に関する天候を示します。この天候情報は
飛行機がWeather及びWeather_Charコマンドにより定義された地域にいる場合は天候に関
するコマンドにより定義された天候のみを反映します。

使用例

IF CLOUD_THUNDER_BASE < 5000 AND CLOUD_THUNDER_TOP > 35000 THEN

	PRINT "Stay well clear of those thunderstorms."

ENDIF


5.5.046■ Cloud_Thunder_Coverage 変数

雷雲のレイヤーの範囲(雲に覆われている割合)を示します。0が雲がない状態。1が雲で全て
覆われている状態です。雷雲のレイヤーがない時には0を返します。単位はフィートです。
小数点以下で割合を表します。読み出しのみ。

Note: 天候に関する変数は全て飛行機の現在位置に関する天候を示します。この天候情報は
飛行機がWeather及びWeather_Charコマンドにより定義された地域にいる場合は天候に関
するコマンドにより定義された天候のみを反映します。

使用例

IF CLOUD_THUNDER_COVERAGE < 0.3 THEN

	PRINT "It should be easy to stay clear of the thunderstorms."
ENDIF


5.5.047■ Cloud_Thunder_Icing 変数

雷雲のレイヤーがアイシング(着氷する)状態であれば真(True)となります。ブール値。
読み出しのみ。

使用例

IF CLOUD_THUNDER_TOP > 35000 AND CLOUD_THUNDER_ICING = FALSE THEN

	PRINT "Don't believe there is no icing in those storms."
ENDIF


5.5.048■ Cloud_Thunder_Top 変数

雷雲のレイヤーの頂上の高度(MSL)を示します。雷雲のレイヤーがない時には0を返します。
単位はフィートです。読み出しのみ。

Note: 天候に関する変数は全て飛行機の現在位置に関する天候を示します。この天候情報は
飛行機がWeather及びWeather_Charコマンドにより定義された地域にいる場合は天候
に関するコマンドにより定義された天候のみを反映します。

使用例

IF CLOUD_THUNDER_TOP > 50000 THEN

	PRINT "Those cells have had a lot of time to build."

ENDIF


5.5.049■ Cloud_Thunder_Turb 変数

雷雲のレイヤーのタービュランス(突風)の度合いを示します。0 (平穏) 〜 255 (最も突風が
発生しやすい状態). 雷雲のレイヤーがない時には0を返します。単位は整数値です。
読み出しのみ。

使用例

IF CLOUD_THUNDER_TURB = 0 AND CLOUD_THUNDER_ACTIVE = TRUE THEN

	PRINT "the forecast is for a smooth ride but keep your seat belt fastened."

ENDIF


5.5.050■ Cloud_Thunder_Type 変数

雷雲の層のタイプです。10で積乱雲を示します。雷雲のレイヤーがない時には0を返します。
単位は整数値です。読み出しのみ。

Note: 天候に関する変数は全て飛行機の現在位置に関する天候を示します。この天候情報は
飛行機がWeather及びWeather_Charコマンドにより定義された地域にいる場合は天候に関
するコマンドにより定義された天候のみを反映します。

使用例

IF CLOUD_THUNDER_TYPE != 10 THEN

	PRINT "Cloud type must be cumulonimbus if CLOUD_THUNDER_ACTIVE is TRUE."ENDIF




Last Update 1999/1/27