■ 香港・啓徳空港(KaiTak International Airport)

世界でも最も着陸が難しいと言われる空港の一つ。保有滑走路1本だけの北西からの進入コースがそれである。世界中のエアラインが保有するフライトシュミレータでも必ずあるシュチュエーションがこの香港・啓徳空港の13番滑走路(RWY13)への進入コースである。高度を下げて九龍地区を低空で最後の右ターンを深い角度で滑走路へ。これが俗に言われる”香港カーブ”である。1998年7月でこの景色は消え去った。香港市民が毎日見慣れた景色はもう無い。ビルの谷間に反響するジェット機の轟音も無い。もう一切見ることも、聞くことも出来ない。これからご覧頂く画像は、啓徳空港閉鎖が迫る1998年5月初旬の時期に撮った風景である。これは、翼を思いっきり振って進入して行った旅客機たちの華麗なる舞踏会の一日である。もう今となっては過去のページでしか無いが。

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