搭乗記 Vol.3    JAC191便 福岡→徳島

今回は、2003年8月20日 JAC191便の搭乗記を書こうと思います。最後までお付き合いくださいませ。

=今回の一言=

今回は、18日から福岡旅行に行っておりました。しかし行きは飛行機に乗っていないため、帰りのレポートを書きます。20日、宿泊先の博多市内のとあるホテルで、ATISを聞いて、本日の運用滑走路をチェック。今回は、RW16のようです。その後、ホテルのチェックアウトを済まし、福岡市営地下鉄で
福岡空港へ。着いたのは、午前9時30分でした。徳島行きの出発は、今のところ、予定通りの午前11:40分のようなので、先に、航空券購入&チェックインを済ませて、4階の展望ホールへ。さて、この展望ホールは、前日にもgeさんらと、撮影する際に訪れていますが、撮影には正直、不向きかも知れません。しかし、今回はカメラもバッグに片付けてるので、ゆっくり離発着を楽しもうじゃないかと思ってたのですが、松井ジェットが来る日だったと言う事を思い出して、急遽、ネガフィルムを入れて撮影を決行。最初は、ごく普通の飛行機(もちろん徳島では見られないものが多い)ばかりが集中発着してたので、撮影を休憩。携帯で、JASの携帯サイトの『本日の発着』で、191便の前便であり、徳島から飛来予定のJAC192便の到着状況を確認していると、約15分の遅れが出ているようで、通常なら搭乗が始まる頃に着陸するので、撮影を諦めていた、松井ジェットまで、展望ホールで撮れたので、ラッキーでした。そして、やはり15分程遅れて、11:10分頃、JAC192便が、RW16に無事着陸。スポット14番にスポットイン。JAC191便は、この192便がそのまま折り返す為、もちろん機材は同じと言う事になります。そこで、200mmレンズを最大倍率にして、レジを確認。今回の僕の搭乗する機材は、JA8771のようです。で、あれこれしているうちに、徳島行きの搭乗手続きの終了を知らせるアナウンスが流れたので、福岡での撮影はこれにて終了〜。2Fの、C出発口へ行き、発着案内ボード(パシャパシャ案内板)に、徳島行きの文字を確認。まだ、搭乗案内中の文字が出ていないので、入り口付近で待つ事に。しばらくして、案内アナウンスとともに、パシャパシャ!!と音を立てながら、徳島行きの『待合室へお入りください』の文字から、『搭乗案内中』に変わったのを確認すると、
手荷物検査場へと進み、首にぶら下げたカメラを検査機に入れる前に、セキュリティガードマンに、『使用中のフィルムが入ってるんですけど大丈夫ですか?』と聞いて、『感度1600までなら問題ないですよ。』と答えてもらったので、検査機にぶち込み(笑)検査機から出てくるのを待ってたら、またガードマンがこっちに来て、『この中身、レンズとか入ってる?』とか聞いてくるので、はいと答えたら、『中身、拝見していいですか?』とか言われたので、言う事に従い、再び、念入りに調べられ、カメラバッグ無事生還(笑)手荷物検査に手間取ったので、弟3人連れて、走って、一番端っこまでダ〜ッシュ!!あれ?行き止まり!?と思ったら、下に階段が・・・。(笑)看板に、『←徳島行き・出雲行き搭乗口』と書いてあるので階段を下りると、そこにはSAAB340Bが!!SAABの前には、『出雲行き』の立て札を持った、グランドホステスの方が立っており、その奥に、『徳島行き』の立て札を持ってるグランドホステスの方がいたので、その人に搭乗整理券を見せて、YS−11へダッシュ!急いでいるにもかかわらず、最初で最後のYS−11搭乗なので、外観を撮影後、機内へ・・・入る直前に、JEX B737−400(JAL便)が着陸。で、改めて機内へ。航空半券に記された座席(3D)に座ると、即座にエアステアが収納されました。どうやら、僕らが最後の乗客だったようです。(汗)そしてチーフCAさんから、搭乗の挨拶と、手荷物の収納、非常口の案内、救命胴衣の着用法などの説明がありました。救命胴衣の説明は、最近のハイテクジェットと違い、テレビモニターが無いので、CAさんが実際に、演じながら説明していました。全ての説明が終了すると、僕の座っている右側のエンジンから始動。
続いて、残りの弟3人が乗っている、左側もエンジンが始動し、完全に出発可能となり、グランドハンドリングの方達が、乗客に手を振ってたので、左側にいた弟が振り替えすと、笑顔でうなずいてました。(ああいうところが最高にカッコいいです。グランドハンドリングマンは・・。僕も将来は絶対、グランドハンドリングマンになりたいと思います。)さて、いよいよ動き出しました。さっそく一眼レフに広角レンズを装着して、エプロン全景を撮影。(どんな風に撮れてるかは・・・分かりません)あれこれ言ってるうちに、すぐ誘導路に進入。プロペラ機の場合、エンドまでタキシングせず、途中の誘導路から直接、滑走路へ進入してしまいます。10〜20秒程、停止(おそらく離陸許可を要請しているのでしょう)
し、RW16へ進入。(この頃、ちょうどコックピットでは、機長と副操縦士が、お互いに『お願いします!』と言ってる姿が目に浮かびます。)そして、滑走路に正対し、スロットルが最大になり、機内が激しい騒音(マニアにとっては、癒しのメロディー(笑))でいっぱいになります。そして、20秒ほど滑走して、エアボーン(機首上げ)、グングン上昇していきます。そして、離陸後、1〜2分して、左に大きく旋回。
しばらくすると、地上に、福岡ドームが見えました。しかし、それが見えるのも、ほんのわずかで、すぐに見えなくなり、さらに上昇。そろそろ耳が痛くなってきました。(苦痛)耳が痛くなってきた頃、シートベルトサインが消灯。さっそくメインであった、機内撮影を開始。下に、佐賀空港?みたいなのが見えたので、一応、撮影してみましたが、うまく写ってないかもしれません。しばらくすると、CAさんが、ポストカードを持ってきて下さったので、3枚頂いちゃいました。その時に、月刊エアライン7月号の付録『マイフライトログブック』の乗務員欄に記入してもらおうかなと思ったのですが、忙しそうだったので控えました。しばらくすると、CAアナウンスが入り、『皆様の右手、??島がご覧になれます。』とか言ってましたが、どんな島だったのかは未だ不明です。しばらくして、再び、機内アナウンスが流れました。今度は、現在の巡航高度や速度、到着時間などの説明でした。巡航高度は、9000m 速度は、
410km 現時点での徳島空港到着時刻は、予定通りの13:05分のようです。離陸からおそらく、1時間は経過したと思われる頃、再び、CAさんが小さい紙袋を持ってきました。中身を見てみると、紙袋いっぱいに、サービス用のキャンディーが・・・。しかも、人数分・・・。(笑)僕は、チャンスと思い、CAさんに、マイフライトログブックへの記入をお願いすると、すんなりOKしてくれました。しばらく待ってると、パイロット・客室乗務員の名前と、一言メモに記入してくれて返してくれました。やっぱりJASグループはサービス面が最高ですね。あれこれしているうちに高度を下げだしました。同時にシートベルトサインが点灯。時刻は12:10分でした。地上では瀬戸大橋が見えました。CAアナウンスで、『皆様、あと30分程で、徳島空港に到着予定でございます。シートベルトは必ずお締め下さい。』と言われ、シートベルトを確認。もちろんカメラだけは手放しませんでした。(笑)意外と早いペースで、高度を下げ、僕の予想では高度3000mぐらいになってました。フラップは1段階程下げていました。AM12:30 既に高度は、着陸に合わせた、2000mぐらいになっていて、フラップは、10度ぐらい下げていました。そして、下を見ると、もう明らかに徳島県で、吉野川流域が確認できました。そして、さらに見覚えのあるところが・・・・そう、うちの家です・・・・・(爆)今回は、うちの家の真上を通過するアプローチ方式でした。その後、徳島空港に向けて大きく右旋回。前方に徳島空港RW11を視認。今日はRW11のようです。気がつくと、既にギアダウンしており、アプローチの体制へ。下を見ると、RW11エンドを発見。しかも、マニアの方、各1名(笑)いつもは、そのマニアの人のように下からカメラを構える僕なのですが、今回は、上から見下ろす体験をしました。そして、定刻より15分早い、12:50分。タッチダウン。すぐに減速し、N3誘導路より離脱。公園ポイントを横目に見ながら、スポット4までタキシング。公園にも、マニアの方、多数。全員がカメラ構えてたので、ピ〜スしてやりました。(笑)12:53分
スポット4に到着。すぐさま、エンジンが切られ、電源車と給油車が駆けつける。そして、エアステアが下り、乗客の降機が開始。しかし、僕はまだまだ降りません。もちろん最後です。そして、最後に降機して、徳島でももちろん外観を撮影。二度と乗る事はないYS−11の雄姿を目に焼きつけ、手荷物受け取り場へ行き、手荷物を引き取り、駅前行きのリムジンバスに乗り、駅へ行きました。






                      

搭乗記は、文字のサイズを最小にしてご覧になる事を強くお勧めします。

航空会社 JAC(日本エアコミューター)
利用便 JAC191便
機材 NAMC YS−11A500(JA8771)
座席 3D
搭乗マイル数 230マイル
出発ゲート 14
到着ゲート
写真はこちらから