搭乗記 Vol.2   JAS237便 羽田→徳島

東京での楽しかった思い出を頭に刻み込み、ド田舎・徳島へ帰ります。その時のフライトルポです。これも、また長いですが、お付き合い下さい。

=今回の一言=

東京には約3日間滞在し、この間、Sさんには本当にお世話になった。ディズニーランドへ連れて行ってもらったり、もっと遠くは、成田空港までも案内していただいた。Sさん、本当にお世話になりました。

さて、話は飛行機へ変わる。Sさんの家をPM13:00頃、出発し、浜松町駅にて、スカイメイトを利用して、徳島行きのJAS237便の航空券を無事GET。(もし、この便が取れなかったら、最終便で帰る事も考えていた。)空席どころか、座席も指定できた。今回は、前回よりもう少し前の方で、15A(だったかな?)エンジンの横だった。機材は、今は少数派となった、在来型A300。搭乗口は、浜松町駅のところに設置してあるボードを見ると、ブリッジのエリアである「5番」のようだ。で、そのままSさんとモノレールに乗って、羽田へ向かう。・・・・と思いきや、Sさんの提案で、おもしろいとこへ連れてってあげるよ。と言うので、着いて行くと・・、新整備場駅前に出ました。確かに、凄かった・・・。迫力がありました。この迫力をビデオに残したい!とビデオの電源を・・・・。付かない!!電源が入らない。前日に充電していたはずなのに・・・。そう、壊れていたのである・・・・。仕方ないので、ここは見物だけで我慢した。そのまま歩いていくと、飛行機だらけ・・・(笑)徳島なんて、平日に自衛隊機が並んでるくらいで・・・・、とても比べられなかった・・・。(汗)そのまま、誘導路の下のトンネル(?)のような所を経由して1番スポットの前のフェンスの前を通り、ターミナルへ向かう。ターミナル到着時刻は、PM14:00でした。JAS237便は、今のとこ、定刻どおりのPM17:05の予定。まだまだ時間があるので
JASカウンターで着替えなどが入っているボストンバッグのみ預ける。手ぶら状態になった僕は、2Fで家族への、土産を購入後、6Fの展望デッキへ向かう。展望デッキへ通じる廊下には、航空機の写真が展示されていた。それに見惚れながら、先端にたどり着き、ここでSさんが、ANA側とJAL側どっちに行く?と聞かれたので、悩んだ末に、JAL側へ決め、デッキへ出た。そこでは、当たり前だが、徳島では見る事の出来ない大型機ばかりが駐機している。唯一、徳島で見られるのは、奥の整備場の前に止まっているA300か、B767ぐらいだ。(笑)当時は、写真などあまり撮る事もなく、使い捨てカメラで気楽撮って、撮って、撮りまくった。しかし、この後、大事件(というより僕の自業自得行為なんですけど)が待ち受けていた・・・・。そろそろターミナルに戻ろうとSさんが言い、僕はビデオカメラをベンチに置き、靴ひもを結び、そのまま去ってしまった・・・・・・・・。(爆)で、その事は一切、知らず、ゲームセンターへ行く。ここで、Sさんが、ANAのフライトシミュレーターを始める。僕は、金を使いたくない(節約主義(笑))ので、見ている事に・・・。でも、見ているとやはりやりたくなってしまう。・・・で、結局
JALのフライトシミュレーターをやる・・・。(爆)始めて、数分でゲームオーバー(笑)気付くと、時刻はPM16:30分!・・・しかし、Sさんはお構いなく・・・とゲームを続けている。僕は、何度か急かす。時間だけが過ぎていく・・・。そして、PM16:45分になって、ようやくゲーム終了。走って、出発口A(?)へ向かう。ここで、Sさんにお礼を言い、出発口へ。手荷物検査を済ませる。ここからが羽田の広さを改めて感じさせられるところ。とにかく広い!!!とりあえず、天井につるされている看板を目印に、5番ゲートへ進んでいく。左へ曲がり、右へ曲がり・・真っ直ぐ行き・・・ようやく到着!。ボードには、「●JAS 237 徳島 17:05 搭乗案内中」の文字。ゲート到着時 時刻はPM17:00 間に合ったぁ〜・・・・ギリギリセーフ。JASの係員の方は、ちゃんと待っていてくれた。航空券を自動改札機に通し、機内へ。どうやら、僕の後ろの会社員風の男性客で最後だったようだ。搭乗が締め切られる。僕は念の為、CAさんに「徳島行きですか?」と訪ね、あらためて確認。僕が遅かったので仕方ないが、座席には既に女性客が座っていたので、一旦、通路へ出てもらい、自分の席へ座る。



【2002.9.01 羽田→徳島 フライトルポ 上記の続き】


ほぼ定刻のPM17:05分に、ドア・クローズ しかし、プッシュバックがなかなか始まらない。どうしてなのかと窓の外を見ると、後ろをMD−90がノロノロとトーイングされていく。整備場へ行くらしい。MD−90が見えなくなると、ようやく機体が動き出す。隣の6番スポットにいるJAL B763も同時プッシュバック。本日の、使用RWは、16Rのようです。今の時間帯は、夕方のラッシュ時間に当たるようで、3〜4機の列が出来ている。僕の乗っているJAS237便は、4列目にいる。CAさんからも、アナウンスがあり「今の時間、羽田空港は離着陸ラッシュとなっていて、5分程、離陸が遅れます。当機の離陸順番は、4番目です。もうしばらくお待ち下さい。」と言われる。しかし、ここが羽田だと言う事が唯一の救いだった。待っている間、窓から離陸機が次から次へと滑走するのが見えるので、退屈はしなかった。(というより、退屈しなかったのは、航空ファンだけであろう。隣の乗客は爆睡していた)そして、僕の前のMD−90(おそらく1号機)が離陸して、数分してから、ポーン・・・ポーン と2回ほど音が鳴り、アナウンスが流れる。「皆様、大変お待たせいたしました。当機は間もなく離陸致します。お手元のベルトをもう一度お確かめ下さい。」と放送され、エンジン音が高まり、滑走路に正対。僕の後ろにはまだ、ANA B763 B773 B744D A−netのD8 JAS A3Rの順番に混み合っている。さらに、エンジン音が高まり、機体が加速を始める。シートベルトをしていても、体が前に吸い寄せられる、この感覚が好きだ。滑走から10〜15秒ほどで、エアボーン・ギアアップ すぐに左へ旋回する。機体はどんどん上昇を続ける。東京は夕日が綺麗だ。A300−600Rの時は、テレビ番組が放映されたが、今回は在来型の為、イヤホンしか装備していない。仕方ないので、耳が痛くなるのも防止しようかと、音楽を聴く事に。離陸から10〜15分で、巡航に入る。シートベルトサインも消えたので、使い捨てカメラで機外を撮る。さらに15分程経つと、CAさんの機内サービスが始まる。僕にもドリンクを尋ねてきたので、僕はジャワティーを頼む。



【2003.9.01 羽田→徳島 フライトルポ 上記の続き】


何分ぐらい経ったのだろうか・・・。既に薄暗くなっている。隣の客は爆睡モードに相変わらず入っている。ここで、ハプニング発生!読書灯を押そうと、何か違うボタンを押したのだろうか、CAさんが来てしまった。そう、呼び出しボタン押してしまったのだ。(爆)ここで、お待ちかね。機長アナウンスが入る
え〜、ご搭乗の皆様、本日もJAS 日本エアシステムにご搭乗頂き、ありがとうございます。機長の藤原です。定刻に出発いたしました当機は、高度 10000m 速度700Km/n で順調に飛行しております。到着地、徳島空港の天候は大荒れの天候で、視界が悪いとの報告を受けております。当機は、着陸に臨みますが、不可能の場合、伊丹空港、もしくは羽田空港に引き返す事もあります。・・・・以下略


どうやら、徳島空港周辺は、台風の接近に伴い、天気が極端に悪いらしく、おまけに視界が悪いらしい。・・・・・って、おいおい・・・引き返す事になったら困りますよぉ〜・・・しかし、乗ってしまったものはしょうがない。ここは、機長に任せる事にする。もう外は、微妙に周りが見えるぐらいに暗くなっていた。と、ここで高度が下がり始める。高度下げつつ、左旋回を開始。今日は、天候が悪いのなら、間違いなく、ILSが装備されている、29からの着陸と思い込んでいた。そして、時刻はだいたいPM18:00頃。再び、機長アナウンスが流れる。「え〜、皆様、当便の徳島空港への着陸は不可能と判断していましたが、天候が少し回復しつつあると情報を受けたので、着陸を決行します。どうぞご安心下さいませ。」という珍しいアナウンスだった。多分、現在位置は、和歌山県の串本上空辺りだろうと思う。機体の高度は、おそらく4000フィート位まで下がっている。フラップも10度ぐらい下ろしている。午後18:10分 高度をさらに落とし、2000フィートあたりまで降下する。と、窓に張り付いて外を見ると、前方に徳島空港が見えた。やはりRW29のようだ・・・・・・・・・と思いきや、いきなり右へ大きく曲がる
着陸復行か?と思ったが、何と!この視界の悪い中、RW11で着陸するらしい。機体は、小刻みに揺れながら、高度と速度を維持、既にギアも下ろし、フラップも25〜30度下げている。で、RW11お決まりの大旋回開始 この瞬間がたまらなくスリルいっぱいで楽しい。下には、スーパーマーケット「●●の店 松茂店」 が見える。そして、旋回終了。機体は着陸態勢に入り、残り高度100・・・・・・・下にRW11エンドが見え、次にターミナルと、プッシュバック開始しているANA A321とナイトスティ中のYS−11が見え、フレアを掛ける。ガタガタッと揺れ、タッチダウン。同時にスポイラーが立ち上がり、逆噴射を掛ける。ゴォォォォォォォォ・・・・と轟音を立て、機体の速度が低下していく。そして、一番最後の誘導路で離脱。CAさんからの到着のアナウンスが告げられ、機体はタキシングを続ける。PM18:20分 スポット5に到着。東京→徳島の75分の空の旅は終わりを告げた。・・・・・・と思うところだが、家族に迎えに来てもらい、車の中で兄弟にみやげを渡している時に・・・ビデオカメラが無い事に今さら、気が付く・・・しかし、今さら気が付いても、時、既に遅し・・・。はぁ〜〜〜〜〜〜〜〜・・・




=完=








               




                      

搭乗記は、文字のサイズを最小にしてご覧になる事を強くお勧めします。

航空会社 JAS(日本エアシステム)
利用便 JAS237便
機材 Airbus A300/B2.B4(レジ不明)
座席 15A
搭乗マイル数 280マイル
出発ゲート
到着ゲート

同型機の 在来型A300