3.02■WIN95でFS5を動作させるにはどうすれば良いのですか?
WIN95でFS5を動作させる方法ですが、以下の2つの方法をお勧めします。
もう一つ起動用のFDを作る方法もありますが、ここでは省略します。
●DOS窓で実行させるショートカットを作成する。
●FS5用の再起動用ショートカットを作成する。
●DOS窓で実行させる場合。
FS5のディレクトリの、fs5.comのショートカットを作成し、次のように
プロパティを設定してください。
[プログラム]
名称は適当に。
コマンドライン c:¥fs5¥fs5.com (fs5.comのフルパスを記述して
ください)
作業ディレクトリ c:¥fs5 (上と同じディレクトリにしてく
ださい)
実行時の大きさ 最大化の状態
詳細設定 MS-DOSプログラムにWindowsを検出させない。ON
[フォント]
ビットマップのみ サイズは自動。
[メモリ]
コンベンショナルメモリ 640KB 環境変数 512 プロテクト ON
EMSメモリ 4096KB
XMSメモリ 1024KB HMAを使う ON
プロテクトモードメモリ 1024KB
[スクリーン]
フルスクリーン表示 ON
他は全てチェックボックスOFF
[その他]
フォアグラウンド時の設定 全てOFF
マウス 全てOFF
バックグラウンド時の設定 全てOFF
その他 全てOFF
他のプログラムの優先度 最低
Windowsショートカットキー 好みに応じて。
●FS5用の再起動用ショートカットを作成する場合。
まず、MS-DOSモードへのショートカットを作成します。
タイトルは適当に。
コマンドライン c:¥windows¥command.com (各自の環境に合わせてく
ださい)
作業ディレクトリ c:¥windows (各自の環境に合わせてください)
その他は空欄に。
詳細設定 MS-DOSモード ON
MS-DOSモード実行前の警告 好みに応じて。
新しいMS-DOS設定を指定する ON
では次にこれを英語環境のFS5用(EMS使用の)DOSモードで立ち上がり
なおす用にします。
選択された機能の設定が書かれたCONFIGとAUTOEXECが書かれたメモボ
ックスが有るはずです。
この中の設定はWIN95インストール時にDOSモードで立ちあげるために
作られたCONFIGとAUTOEXECを参照としています。
そうやって出来た私の物を参考に書きますと。
CONFIG
DOS=HIGH,UMB
Device=C:¥WINDOWS¥Himem.Sys
DeviceHigh=C:¥WINDOWS¥EMM386.Exe
AUTOEXEC
SET TMP=C:¥WINDOWS¥TEMP
SET winbootdir=C:¥WINDOWS
*1 SET SOUND=C:¥PROGRA~1¥CREATIVE¥CTSND
*2 SET MIDI=SYNTH:1 MAP:E MODE:0
SET PROMPT=$P$G
* SET PATH=C:¥WINDOWS;C:¥WINDOWS¥COMMAND;C:¥DOS
*3 SET BLASTER=A220 I5 D1 H5 P330 T6 E620
LoadHigh C:¥WINDOWS¥SmartDrv
頭に*じるしがついたところは、完全に私の環境ですので直接参考にしな
いでください。
SET PATH=は完全にWIN95DOSを使用しますので最後の;C:¥DOSは削除して
ください。
また、*1と*2はほとんど関係は有りませんのでいりません。
*3は一応残しておいても良いと思います。ただしこの例の物はSBAWE32
の環境変数ですのでSB16等のとは少し違うかもしれません。
が、この行が無くてもおそらくFS5には影響が無いと思います。
(FS5内の設定で出来ますので。)
CONFINGはおそらく同じ様だと思いますが、もしこのほかに何か有りま
したらメモボックス内から削除してください。
ここで一度確認してみます。
ショートカットをダブルクリックしてください。
確認のメッセージダイアログが開きOKを押すと
マシンが再起動し、DOSモードが起動するはずです。
でも、おそらくCDーROMを認識していません。
EXITと打ち終了させてください、再起動の後WINに復帰します。
先程と同じ手順でメモボックスを出してください。
ここに、CD-ROMの設定を書き加えます。
以上で最少必要な物だけの新しい英語DOSモード用の物が出来ました。
このままでもよいのですが、先程試したときデレクトリーがC:¥WINDOWS
になって起動したことに気がつかれたと思います。
DOSモード起動後、FS5のFS.BATのあるデレクトリーになるようにしてみ
ます。
作業デレクトリーの指定をFS5のデレクトリーにします。
たとえば、C:¥FLTSIM5。(以後FS5はここに有るとします。)
これで起動後すぐにFS5のデレクトリーに入っているはずです。
でもこのままですとショートカットを作った意味が有りません。
何故かというとまだ肝心な設定がぬけているのです。
メモボックスのCONFIGの所のEMSのところを見てみてください。
DeviceHigh=C:¥WINDOWS¥EMM386.Exe
になっていると思います。これを
DeviceHigh=C:¥WINDOWS¥EMM386.Exe RAM
と、RAMと最後に半角開けてつけてください。
アッパーメモリーが使用できるようになり、DOSモードのコンベン
ショナルメモリーがかなり空きます。
次ぎに一発FS起動及びワンタッチWIN95復帰のやり方ですが、
メモボックスAUTOEXECの最後にCD C:¥FLTSIM5
続けて、FSと記載すれば自動で起動します。
FS5終了後、WINに戻るか戻らないかの
選択後「Y」でWINに復帰します。
「N」としたときは指定したデレクトリーでDOSモードのまま
になります。一度FSをやめて直にFSをやるときには便利ですが、
WINに復帰するにはFSを終了しなおさなければいけませんので、通常は
「Y]を選択します。
なぜ、CDコマンドが必要になるか不思議に思われるかもしれません、実
は、AUTOEXECとうの設定を実行しているあいだは
まだFS5のデレクトリーにいないのです。
すべてが終了してはじめて指定したデレクトリーに入るのです。
これは個人の環境で使用しているもので、すべてのシステムでの動作は
保証出来ません。また、個々のチェックボックスのON,OFFはすべて確認
したわけではありませんので、OFFのところをONにしたらどうなるんだと
かは分かりません。