シーナリの種類

MSFS のシーナリは 「BGL ファイル」と呼ばれるファイルの集合からなっています。 これらのファイルは拡張子が .bgl になっていて、MSFS の SCENERY ディレクトリの 中に納められています(別のディレクトリに入れることもできます)。

SCASM でシーナリを作るときは、まずソースファイルをエディタで書き、それを SCASM で コンパイルします。すると BGL ファイルができるので、それを MSFS の SCENERY ディレクトリに放り込んでやればシーナリが表示されるようになります。

一つの BGLファイルは、内部的には15個の「セクション」というものから成り立っています。大まかには以下の3つに大別されます。

基本的には、Synthetic シーナリでシーナリのおおまかな地表面を作り、 Visual シーナリでいろいろな空港、建造物や NAVAID を 追加し、ダイナミックシーナリで動く機体などを作ります。

もっとも、1つのシーナリにこの3つを全部作り込む必要はありません。 1つだけでも OK です。

なお、SCASM では上記3つをすべて作ることが可能ですが、 Synthetic シーナリやダイナミックシーナリを SCASM だけで作ろうとは 思わないほうがよいと思います。なぜなら、これらは GUI のツールで作った ほうが遥かに簡単だからです。SCASM を素で使ってもあまりいいことはありません。

そのため、ここではおもに Visual シーナリの作りかたに ついて述べます。


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