World Wide Guide to FS Scenery Design 日本語版 | ユーティリティ | デザイン,フロントエンド


Airport

ウインドウズ95用のバージョン2がリリースされています!

1995年に初めてリリースされた Airport は,FSシーナリ作成のためのグラフィカルなツールとして初めて成功した試みの一つです。 Airport はすばらしいフリーウエアシーナリデザイナーとして ScBuild と並ぶ物です。 ScBuild と同様に,Airport は中間コンパイラで,グラフィカルな方法とテキスト的な方法を両方とも使ってシーナリを作る命令を生成することができます。生成後,SCASM でコンパイルすることで適切な BGL ファイルができます。

Airport は,たぶん空港や小さな地形作成向けに作られてはいますが,実際はもっと大きなエリアも作成する事もできます。このプログラムの最初のバージョンでは,シーナリオブジェクトの初期位置はテキストエディタで行っていましたが,ウインドウズ95用のバージョン2では,フルマウス操作の環境を提供しています。(古いバージョンのウインドウズを使用している方は,初期のDOS上の Airport を使って下さい。)

Airport は,自動的に SCASM コンパイラを実行し,FSにその結果を出力し,作成−改訂テストサイクルを簡単に行うことができる様にセットアップできます。

Airport ファイル1つあたり,バージョン 2.02 が生成できるのは:

Airport にはかなりたくさんの既製のオブジェクトが入っていて,ほとんどに専用のテクスチャファイルがあります。これらのオブジェクトは,API(AirPort Include ファイル)として知られ,SCASM で直接コンパイルしてオブジェクトを作るときに必要となる様な技術を要するプログラミングレベルまでいかなくても,ある程度カストマイズすることができます。

Airport の初期のバージョンには POSPLUS という,緯度/経度をFSのタイル番号に変換することができる小さなプログラムが同梱されていました。バージョン2以降では,この機能はプログラムに組み込まれ,"Synthetic Tiles Calculation" という便利なツールになりました。

Airport バージョン2のその他のすばらしい特徴は:

Airport 2 は SCASM コンパイラバージョン2を必要としますが,Airport の配布ファイルに同梱されています。
ScBuild と Airport のどちらを使うべきでしょうか?両プログラムともすばらしいプログラムで,ほとんどの機能がオーバーラップしていますが,それぞれにユニークな部分もあります。例えば,Airport はシーナリオブジェクトを非常に正確に位置決めすることができるように背景ビットマップをインポートできます。 この様な背景ビットマップとして適切な物は,アメリカでは,米国統計局の Tiger Mapping Service です。ScBuild ではデジタル地図をインポートでき,地図データから直接シーナリを作成できます。多くのシーナリデザイナーが両方のプログラムを使用しています。

Airport での Tiger maps の利用法

ドキュメント: 最高,ビギナー向けに良く書かれている。 オンラインヘルプとして供給。
作者: Pascal Meziat と Virtual Pilots of France (PVF)
配布: フリーウェア、非商用利用に限る
最新バージョン: 2.02 (ウインドウズ3.1 ユーザー用に下表に古いバージョン1.23 も入れてあります)
必要な機器: 最低16MBのRAM (推奨24MB)
圧縮配布ファイルサイズ: 3.4 MB (Apt200.ZIP),619 KB (Apt202P.ZIP)
メインプログラムの日付: 1996/12/29
APT200.ZIP (メインプログラム):
APT202P.ZIP (APT200.ZIP用パッチフィクス)
AIRPT123.ZIP (古いバージョン,Windows 3.1用)
TXTUR123.ZIP (木のテクスチャ - 改良されたバージョンが上の Airport のメインファイルに含まれているが,別ファイルとして提供されている。 -- FSASM Tree Toolkit で必要とされる。):


Last updated 10 February 1997 by Gene Kraybill. All rights reserved.
日本語訳: お菊さん