1999年8月2日

那覇 - 香港

さあ、いよいよ世界一周の旅が始まります。実社会では東廻りも西廻りも一回ずつ回ったことがありますし、FS98の世界でもジャンボで世界一周をフライトしたことはあるのですが、いずれもヨーロッパまではシベリア経由でひとっ飛び、太平洋、大西洋もそれぞれ無給油で飛べましたけど、今度は航続距離わずか1300マイルの小さなプロペラ機。しかも燃料切れで不時着すればそれで終わりだし使える空港もデフォルトで掲載されている空港だけ。天気も風もすべてリアルタイムでシミュレートした中でのフライトという悪条件。途中で企画倒れにならなければいいのですが。(笑)

Kassyさんの那覇空港にて。

最初の目的地は何回も飛んだことのある香港の啓徳空港としました。GPSによれば飛行距離は771.1マイル。いつものように高雄経由で飛んでも充分燃料はもつでしょう。あとは香港カーブをきちんと降りられるか。何回となくジャンボやB6では降りていますが、今回のDHC-8-100(ダッシュ100)では初めての挑戦です。この機はとても操縦安定性がよいので気に入っていますが、唯一旋回時に高度が下がりやすいので、香港カーブはちょっと緊張ものです。

燃料も満タンに積み込んで、いよいよ8月2日現地時間朝7:00ちょうど、世界一周に向けて出発です。風は72度から16ノットと強い横風ですが、天候は晴。きれいな青空が広がっています。ATISで指定されたRunway 36へ向けてタキシングを開始します。07:05 離陸です。エンジンフルスロットル、フラップ8度で横風をコントロールしながら加速してエアボーン。この次に無事に日本の地を踏むのはいつのことでしょうか。

那覇空港を飛び立ったダッシュ100

つづく