1999年8月12日
香港 - バンコク
途中で夏休みも入り、10日ほど香港で停泊していたダッシュ100ですが、再び世界一周に向けて飛び立ちます。つぎなる目的地はタイのバンコクとしました。FS98のAirport/Facility
Directoryとのにらめっこです。GPSによれば飛行距離は923.7マイル。充分飛べる距離です。というより、この機体で飛べるのはここしかありません。(笑)オルタネート(代替空港)がありませんし、燃料は片道がぎりぎりですので、あらかじめATISで現地の天候を調べてから飛ぶことにします。どうやら今日のバンコクの天候は概ね良好のようです。
バンコクのシナリーはFlightSim.ComからApichart OwcharoenpornさんのつくられたBangkok scenery
ver1.0(apcbkk10.zip)をダウンして使わせていただくことにしました。
出発前の香港啓徳空港にて。
ここから先のヨーロッパ南周りは一回も飛んだことの内初めての路線と初めての空港ばかり。失敗が許されない飛行だけに緊張します。燃料を満タンとし、現地時間11:00ちょうど、エンジンに火を入れます。今日の香港は真っ青な青空が広がっています。ゆっくりとRunway
13に向けてタキシングをはじめます。ほとんど風もないようです。ダッシュ100はいつものようにゆっくりと香港の地を離れたのでした。
上昇しながらゆっくりと左旋回し、香港の市街地を横切る形で進路を241度に向け、GPSのオートスイッチをオンにします。
香港の市街地からバンコクへ向かう。
巡航高度は当初FL260を予定していましたが、予想外に気流が悪く、機体がかなり揺れます。FL240まで落としましたがあまり変わらないため、FL280まで上昇、ようやく揺れも収まりました。機は南シナ海上空を海南島を越え、インドシナ半島が見えてきました。ベトナム上空にさしかかったころから下界に雲が広がってきました。さらに進むとバンコクのDon
Muang国際空港のVOR 115.90MHzをキャッチしました。次第に高度を下げていきます。風はさほど強くなく、ATISの指示によりRWY
21Rを目指します。空港まで25マイルを切ったあたりでゆっくりと右旋回し、21RのILS(109.3MHz)に乗ります。初めての空港ですが、スムーズに降下していきます。
バンコク国際空港へのアプローチ
機体はスムーズに着地しました。2カ国目タイに無事到着です。スポットに向けてタキシングしていくとさすがお国柄、タイ航空のジェット機があちこちに翼を休めています。このOwcharoenpornさんの作られたバンコク国際空港は下の写真のようにとてもリアルで、たくさんのスタティックの機体が止まっており、タイにやって来たぁ!という実感の湧くシナリーで、お勧めです。
到着時刻は現地時間13:29、飛行時間は3時間29分でした。使用燃料は682ガロンでした。本当はチェンマイやプーケットなどにも遊びに行きたいところですが、今回のルールはデフォルトの空港のみということにしてあるので、次の機会にすることにしました。