1999年8月14日
カルカッタ - ボンベイ
カルカッタ到着で夕方になり、夜間飛行は初めての土地でもあり避けたいので、ここでバーチャルに一泊し、翌朝次なる目的地ボンベイに向けて飛び立つことにしました。ボンベイは今朝も低い雲が垂れこめています。視程は5マイル。風は231度から15ノットです。ボンベイまでの飛行距離は898.7マイル。その次の中継地点カラチまでも飛べなくはなさそうですが、安全を見込んで一旦ボンベイに降りることにします。
カルカッタ空港を出発する愛機
いつものように燃料は満タンに積み込み、RWY
19Lから離陸です。高度3000まで上昇後フラップを畳み、ボンベイへ向けて右旋回し、方位260度でGPSのオートスイッチをオンにしました。FL260でレベルオフ。きれいな雲海を下に眺めながら、デカン高原を越えて一路ボンベイを目指します。
雲海の上を飛ぶダッシュ8
デカン高原の上空は厚い雲でほとんど下界は見えません。やがてNAV1がボンベイのVOR
116.60MHzを受信しました。目的地まで80マイルの地点で降下を始めます。ATISのレポートでは風は231度から15ノットでふいています。ボンベイ空港はRWY
09と27ですので、ILSのあるRWY 27に降りることになりました。
かすむボンベイ空港へのILSアプローチ
ボンベイ国際空港(Sahar Intl. Airport)はMahesh
Tinaikarさんの作られたsahar1.zipを使わせていただきました。ILS
(110.30MHz)に乗ってアプローチをかけますが、厚い雲で視程も悪く、なかなか滑走路が見えてきません。初めての空港へ計器だけで降りていくのはなかなか勇気がいるものです。高度が1000フィートを切った頃にようやくうっすらと滑走路が見えてきました。
ボンベイ空港への着陸
あとはいつものように200フィートでオーパイを切り、最後はマニュアルで着陸しました。着陸そのものはスムーズでしたが、初めての空港でミスが許されないということもあり、結構血圧が上がったかも。(笑)
エア・インディアのジャンボに並んで機体を停止させました。到着は現地時間で09:39。3時間39分のフライトタイムでした。使用燃料は344ガロンでした。ああ、疲れた。早く天気が回復しないかなぁ。