1999年8月15日

ボンベイ - カラチ 

 ボンベイから次の目的地中東まではダッシュ8では届きません。そこでインドのお隣の国パキスタンの港町カラチに一旦給油で降りることにします。この空港はNathan Bronderさんの作られたQuaid-e-Azam国際空港(karachi2.zip)を利用させていただくことにしました。インストールして気がついたのですが、このフリーウェアをインストールするとデフォルトの空港は消えず、しかもあたりの高度が下がってしまうため、デフォルトの空港が空中に浮いてしまいます。結果的にGo to Airportメニューで飛ぶと地上に落ちてクラッシュしてしまいます。そのあたりを除けば空港の出来は後ほどご紹介するようにいかにもイスラム諸国の空港という感じのいい出来栄えです。

 ボンベイからカラチまでは471.4マイルしかありません。アラビア海沿いにひとっ飛びの距離ですが、いつものように燃料は満タンとしました。せっかくの日曜日ですから午前中にすかっとフライトを決めてしまいましょう。今日のボンベイの天候は雲が多いですが、所々晴れ間も見えています。Rwy 25Rからエンジンの音も軽やかに離陸します。真直ぐ上昇して行くとまもなく海上にでます。ボンベイって海沿いの街だったのですね。今日初めて知りました。(^^;)

インド西岸をカラチに向け飛ぶ。

オートパイロットでカラチへ向けてインド西岸を一路飛んでいきます。巡航高度をFL240でマッハ0.51ほどで順調に飛行していきます。今朝はほとんど揺れもなく快適なフライトです。わずか400マイルほどですのでまもなくカラチのATISを受信しました。風は281度から8ノットです。RWY 25Rに向けてILSに乗って降下していきます。

カラチ空港に向けてのILSアプローチ

視程は5マイルほどで、あたりは何となく霞んでいます。この空港は作者のBronderさんには悪いのですが、VORは受信できませんし、ILSもそのまま乗るとすごく高度が下がってしまい、地上すれすれに飛ぶ羽目になってしまいます。そこで早い時期にオーパイを切り、VFRでアプローチすることにしました。いやぁ、正直言うと一発間違えれば地上に激突するところでした。あせったぁ。(笑)

とにかくランウェイをインサイトしてからは慎重にマニュアルで降りていきます。左手に浮かんだデフォルトの空港を眺めながら(笑)、どうにかカラチ空港にランディングです。

カラチ空港へのランディング

左手にははでな真っ青なターミナルビルが見え、その向こうにはパキスタンカーゴの緑色のビルディングが見えます。

11時41分機体は無事ターミナルビルの前に停止しました。飛行時間は2時間41分、使用燃料は454ガロンでした。

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