1999年10月9日

メキシコシティ - ダラス

 メキシコシティまで来たかずちゃんですが、実在の社会でテキサス州のダラスに駐在しておられる野村直行さん(Nickさん)から、ダラスに遊びに来ませんか、とお誘いをいただきました。これまでずっと一人旅でしたので、もちろん大喜びでお言葉に甘えることにしました。実在の方にバーチャルでお会いできるなんて、なんかすごくワクワクします。うー楽しみ♪

 ダラスにはフォートワースを初めとしていくつも大きな空港があるようなのですが、野村さんのご自宅からほど近いというDallas LoveField空港を訪れることにしました。この空港はダラスのダウンタウンの北西に位置していて、ユニークなサービスで評判のSouthwest航空のハブ空港だそうです。伺う日時をご連絡いたしましたら、当日野村さんが空港までお迎えに来てくださるそうです。ホント、楽しみ。

 Dallas LoveFieldはMichael Weaver氏の作られたLoveField Scenery (dallove.zip)を使わせていただきました。野村さんはご存知のようにシナリー制作の大家です。実は野村さんと申し合わせてあって、私の歓迎用の追加シナリーをこのdallove.zipに追加という形で製作してくださったのです。さらに同時に同じシナリーを入れたうえで、マルチを楽しもうという企画もできています。お楽しみに。

 私の方はリアルウェザーも入れている関係で、天候や時刻は完全に野村さんとシンクロできませんでしたが、そこはご愛嬌ということで。(^^) で私のバーチャルの世界では前回メキシコにお昼の1226に到着したことになっていますので、先を急ぐということで、13:00ちょうどに出発することにしました。ダラスまでの距離は815.7マイルです。いつものように燃料を満タンに積み込み、野村さんの待つダラスに向けて、飛び立ちます。

メキシコ空港離陸直前の風景

 私のちっこいプロペラ機の離陸をルフトハンザのジャンボが待ってくれています。なんか面はゆい感じです。(^^;) スロットルをフルにしてぐいぐい加速していくと、軽やかにダッシュ8はRwy 5Rから離陸しました。方位を目的地ダラスの001度に向け、ぐんぐん上昇していきます。FL180でレベルオフ、マッハ0.51程度で巡航していきます。機体は多少揺れますが、さほどではありません。

メキシコ湾を右手に国境を越える

 雲が多少多く若干揺れますが、のんびりと右手にメキシコ湾を眺めながら北上します。下界にうっすらリオグランデ川と思われる河が見えました。ここら辺りがメキシコとアメリカの国境です。

テキサスの海岸線上空を行く

 テキサス州に入ると海岸線は多数の島からなっています。確かに地図で見てもこのあたりはフロリダと同じく島がちょうどサンゴ礁のように沖合いにずっと張り出しているようです。やがて下界に雲が広がってきて、下の様子は見えなくなってしまいました。1時間ほどでDFWのVOR、続いてCVE(COWBOY) 116.20MHzを相次いで受信しました。もういよいよダラスは間近です。

ダラス市街地上空を飛ぶ

 次第に高度を下げ、10000フィート前後の雲の下にでるといよいよそこはダラスの市街地です。ATISによれば風は334度から8ノット、視程は20マイル以上と、問題ないコンディションです。31Rへの着陸を指示されました。もう野村さんは来てくださっているでしょうか?

ラブフィールドへのファイナルアプローチ

 ダラスのダウンタウンのビル街をかすめるようにして31Rに向けてファイナルアプローチです。ILS 111.50MHzを参考にしながらグライドスロープに乗ります。

ラブフィールドに着陸

 ほとんど風の影響も受けず、愛機Dash8はスムーズに31Rへ着陸しました。野村さんが待ってくれているのは降りて右側のハンガーの前です。誘導路に入りハンガーへ向かっていくと、歓迎のボードが見えてきました。

野村さんの待つハンガーへ。

 現地時間の17:55、野村さんが頼んでくださっていたプロのマーシャラーの誘導で、無事愛機はダラスに到着しました。とっても素敵な歓迎のボード、バーチャルの世界のことなのに、本当のことのような感動です。この喜び、私の拙い文章で伝わるでしょうか? ^^;)

 飛行時間は2時間55分、使用燃料は680ガロンでした。ダラスでの野村さんの歓迎ぶりについてはこちらからどうぞ。また、野村さんのページの方も別にアップしていただいています。野村さん、お忙しいのに本当に有難うございました。

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