岡山空港には、ATISの運用がありません。したがって今、どちらがUsing Runway かをすぐに知る方法はありません。 また、「岡山空港言いたい放題」で書いたように、離着陸機はどちらの滑走路を使うか直前までわからないと行った独特の事情もあります。地元の航空写真愛好家は定点撮影派が多く、アクティブに写真を撮りたい方たちには、その撮影ノウハウはあまり参考にはならないでしょう。 自分の狙った構図を撮るには、ATCのモニターは欠かせないところです。岡山空港のATCリスニングのポイントをご案内しましょう。 |
アプローチ管制が聞こえない! 岡山空港の出域と入域管制は、高松空港内にある 高松Radar (121.2)で行われています。この周波数で高松空港の入出域管制も行っているので、聞くには少し頭の整理が必要です。頭の中で岡山発着便と高松発着便の航空機を頭に描きながら聞きましょう。 高松空港は、岡山ほどではないのですが内陸に入った少し小高い丘の上にあります。結構距離があるので管制官の声がハンディレシーバーに入りにくいといった難点があります。 この高松Radarを聞くには、ちょっとコツがあって、岡山空港は南側より北側の方が少し標高が高くなっていて北側に行けば若干聞こえやすくなります。「撮影ポイントガイド」を見ていただきたいのですが、1,6,14 などのポイントに行くと良く入るようです。 |
どっちから来る? どちらの滑走路に着陸するかは、高松Radarにイニシャルコンタクトした時点で判明します。 だいたいは、季節や時期的なもの、その日の着陸状況で予想がつくのですが、チャーター機などで、どうしてもはずしたくないときは、ポイント 14付近で車を止めて待機します。 どうして、管制官の声にこだわるかというと、パイロットが管制官の指示をすべて復唱するとは限らないからです。 イニシャルコンタクトの例を挙げるとこんな感じです。
この例だとパイロットは、ランウェイ番号を言っていないので、管制側の音声が聞こえていないと、この段階ではどちらか判断が出来ない。 で、着陸するランウェイが判明してから撮影ポイントへ出発するわけです。 14付近で待機するのは、ちょうど空港の中央付近でどちらの滑走路へ走るにもちょうど同じ距離だからです。 |
どっちから来る?Part2
-安心するのはまだ早い さて、ランウェイが決まったと思ってすぐに出発すると、たまに痛い目に遭う場合があります。 しばらくして、航空機側から
と航空機側からリクエストが来たりします。そのまま許可されることがほとんどです。 良く聞いてからダッシュしましょう。 |
|