★ここからメインパネルのチェックに入ります。

57)モード・コントロール・パネル・・・・・SET
MCPのNAV1FREQを旭川VOR(AWE)の周波数113.50に、コースセレクターを旭川VOR (AWE) からKAGRAまでのコース、282に合わせます。
SIDを使用する場合には、最初のコースを合わせます。

 


58)フライト・ディレクター・スイッチ・・・・・ON
フライト・ディレクター・スイッチをONにします。
ADI 上のFDがPITCH約8度を示していること、および FMOにTO,TOが表示されることを確認します。
FDのPITCHは8度を示しております。(理由:B767は約PITCH8度を超えるとTAIL SKIDが地面と接触します。その為、LIFT OFFまではこのPITCH以上上げさせない為)

  


●フライト・アンド・ナブ・インスツルメンツ・・・・・セット・アンド・チェック

59)クロック・・・・・SET

FMCのCDUでPOS INITページに表示されているGMT (グリニッジ標準時) とメインパネルの時計が合っているか確認し、違っている場合は時計を直します。

  


60)アルティミター・・・・・SET
バロメトリック・セティング・ウィンドウにもしATISが得られている場合はその情報にもとずいて最新のQNHをセットします。そしてアルティテュード・ポインターの指針とデジタル・カウンターの数値が旭川空港のフィールド・エレベーション (飛行場標高) 700フィートにほぼ近い数値を示していることを確認します。
簡単に行うにはキーボードの 「B」 を押すだけでOKです。
現在、RVSM運航が国内でも実施されており、QNHをSET後、左右およびSTBY高度計を比較して40FT以内の誤差を確認する必要があります。

 


61)バーティカル・スピード・インジケーター・・・・・CHECK
バーティカル・スピード・インジケーター(昇降計) から 「OFF」 オフ・フラグが消えており、ポインターが正しくゼロを示していることを確認します。
もしオフ・フラグが表示されている場合はセレクトした側のIRSのバーティカル・スピード・データの信頼性が低いか、あるいは関連するVSI およびADC (エア・データ・コンピューター) の両方、またはどちらかが不作動となっています。

 


62)EADI(イー・エー・ディー・アイ)・・・・・CHECK
EADI (エレクトロニック・アティテュード・ディレクター・インジケーター) のディスプレイ上にシステム・フェイリャーを示すフラグやTO,TOを除きアナウンシエーターがすべて消えていること、各種のシンボルが正常に表示されていることを確認します。EADI はADI とも呼ばれます。

 


63)EHSI(イー・エイチ・エス・アイ)・・・・・CHECK
EHSI (エレクトロニック・ホリゾンタル・シチュエーション・インジケーター) のディスプレイ上からシステム不良を示すフラグやアナウンシエーターがすべて消えていること、各種のシンボルが正常に表示されていることを確認します。

 


64)コンパスイズ・・・・・CHECK
機首方位が正しく示されていることを確認します。

 


65)グラウンド・プロキシミティー・スイッチイズ・・・・・NORMAL
グランド・プロキシミティー・ワーニング・システム(地上接近警報装置、GPWS)とはパイロットが気づかないまま、地表や山に衝突する事故の発生を防止するために、地表や山に異常接近したことを警報する装置のことです。
この装備は1個のコンピューターと警報器で構成されており、コンピューターには電波高度計の高度、上昇あるいは下降による気圧高度の変化率、着陸装置およびフラップの上げ下げ、計器着陸におけるグライド・スロープからの偏差の情報が入ります。コンピューターがこれらの情報に基づき航空機が地表に異常接近していると判断した場合は、操縦室で赤色の警報灯が点滅すると同時に音声による警報を発します。
このシステムは自動的に作動し、必要があればメインパネルの G/S INHIBIT を押せばこの機能を停止させることができます。

66)グラウンド・プロキシミティー・ワーニング・システム・テスト・スイッチ・・・・・PRESS AND CHECK
グラウンド・プロキシミティー・テストを行います。テストボタンを押すと音声警報 「グライド スロープ」 と 「Whoop Whoop プル アップ」 が発声され、ワーニングライトが点灯します。
ワーニングライトの印のところ 「PULL UP」 のところがテストボタンになっています。

 

また、飛行中におかしくなってしまい、ワーニング音声がいつまでも鳴りつづける場合は下の 「INHIBIT」 ボタンを押すと直ります。




●エンジン・インスツルメンツ・・・・・チェック

67)@:N1(エヌ・ワン)・・・・・ZERO
68)A:EGT(イー・ジー・ティー)・・・・・NORMAL
69)B:N2(エヌ・ツー)・・・・・ZERO
70)C:フュエル・フロー・・・・・ZERO
71)D:オイル・プレッシャー・・・・・ZERO
72)E:オイル・テンペレチャー・・・・・NORMAL
73)F:エンジン・オイル・クオンティティー・・・・・CHECK


 


74)オートブレーキ・セレクト・スイッチ・・・・・OFF
オートブレーキはパイロットがマニュアルでブレーキを止めないかぎり、機体がランウェイ上で完全に停止するまで作動します。RTOとはリジェクテッド・テイクオフ (離陸中止) のことであり、V1以前においてパイロットがテイクオフを中止した場合に自動的にオートブレーキが作動するモードです。

 


75)ブレーキ・テンペレチャー・・・・・NORMAL
ブレーキ温度が正常な値を示していることを確認します。


ここに画像を入れること!!


★次はFMCの設定に入ります。