80)レグス・ページ・・・・・SELECT AND CHECK
「LEGS」 ボタンを押して LEGS ページを表示し、ルートの途切れ(ディスコンティニュイティ)が無いか確認します。
1.「LEGS」 ボタンを押して LEGS ページにします。
EHSI が 「PLAN」 モードになっていますので、EHSI
上にルートが表示されており、LEGS ページ上で最初の
FIX ポイントに <CTR> マークが付いています。この
<CTR> マークの付いているポイントが選択されているポイントとなり、EHSI
表示上で中心に置かれます。
2.LEGS ページ全体についてルートの途切れ(ディスコンティニュイティ)が無いかを確認します。
「PREV/PAGE 」、「NEXT/PAGE」 ボタンを使って全
LEGS ページについて(ページ番号は画面の右上に表示されています)ルートの途切れ(ディスコンティニュイティ)が無いかを確認します。ルートの途切れ(ディスコンティニュイティ)の修正方法等については
「FMC マニュアル」 をご覧下さい。
例.もしルートの途切れ(ディスコンティニュイティ)がある場合は右の画面のように表示されます。
3.EHSI 表示でもルートを確認しておきます。
EHSI 表示を 「PLAN」 モードにすると、LEGS
ページの 6R LSK は 「STEP」 プロンプトになります。この
6R LSK を押す毎にウェイポイントが次々に選択され、それにつれて
EHSI の表示も変化(選択されたウェイポイントが画面の中央に表示されます)しますので最後のウェイポイントまで順番に確認します。EHSI
での確認がしやすいように適宜 EHSI の表示範囲を変更して行ってください。
4.EHSI のモードを 「PLAN」 モードから 「MAP」
モードに変更する。
EHSI でのルートの確認が終わったら、必ず EHSI
を 「MAP」 モードに変更しておいてください。
EHSI の 「PLAN」 モードは外側の目盛は機体のノーズの方角を示していますが、ルート表示はそれとはまったく関係無く、いつも北が上になる表示になっています。「MAP」
モードでは外側の目盛の指す方角とルート表示が正しく合っている表示となります。もし
「PLAN」 モードのままにし忘れてしまうと、マップと飛行機の方角がちぐはぐになり混乱しますので、「MAP」
モードに戻すことを忘れないよう注意してください。
Aのつまみを 「MAP」 モードにします。一番右から2番目に合わせます。
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81)パフォーマンス・イニシャライゼイション・ページ・・・・・SELECT AND CHECK
「INIT/REF」 ボタンを押して 「PERF INIT」
パフォーマンス・イニシャライゼイション・ページを表示します。
ここでは飛行機のパフォーマンスについての入力を行います。
82)ゼロ・フューエル・ウェイト・・・・・SET
まずは飛行機の "ゼロ・フューエル・ウェイト"
( ZFW ) からPERF INIT ページのプログラミングを始めます。これは飛行機の重量で、燃料を除いて荷重をプラスしたものです。FS2004を起動する前に燃料登載および乗客、積荷の設定をしましたね。このときに控えておいた
ZFW の値を入力してください。数値をキーインし、3L
LSK を押してください。これにより、ゼロ・フューエル・ウェイトが入力され、この値を元にグロス・ウェイトが
FMC により計算され表示されます。ここでは例として
245 を入力しています。
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83)コスト・インデックス・・・・・CHECK
コスト・インデックスを入力します。この値は
FMC が経済的なパフォーマンスを予測するために使われます。低いコスト・インデックスの意味は高いコスト・インデックスよりも経済的であるということです。標準のコストインデックスは
767 では 80 ですので、ここでは 80 を入力します。80
とキーインして、2R LSK を押してください。
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84)フュエル・リザーブ・・・・・ENTER
オルタネート・フュエル(代替空港への燃料)とリザーブ・フュエル(予備燃料)の合計を1000ポンド単位で入力します。ここでは
6500 ポンドとして 6.5 をキーインして、4L
LSK を押してください。
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85)クルーズ・アルティテュード・・・・・ENTER
クルーズ・アルティテュード(巡航高度)を入力します。ここでは FL140 (
14000 ) フィートを入力します。14000 とキーインして、1R
LSK を押してください。
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86)テイクオフ・リファレンス・ページ・・・・・SELECT AND SET
「TAKEOFF」 プロンプトの 6R LSK を押して
「TAKE OFF」 テイクオフ・リファレンス・ページを表示します。
ここでは飛行機のテイクオフ時の設定を入力します。
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87)セレクテッド・テンプ/OAT(アウト・サイド・エア・テンペレチャー)・・・・・ENTER
「NEXT PAGE」 ボタンを押して2ページ目にします。ここに現在のアウト・サイド・エア・テンペレチャー(外気温度)が表示されています。現在は
0℃になっています。この温度を変更することにより
V1, VR , V2 速度が FMC により計算され変更されます。外気温度を変更する場合は数字をキーインして、6R
LSK を押します。ここではこのまま 0℃にしておきます。
「PREV PAGE」 ボタンを押して1ページ目に戻ります。ここには
THRUST 温度入力があります。これはアシュームド・テンペレチャー(仮定温度)とよばれ、リデュースド・スラスト・テイクオフ(減格推力離陸:離陸重量が軽く外気温度が低い時に離陸推力を減らして行う離陸)のための温度設定です。ここにアシュームド・テンペレチャーを入力するとよこに
D-TO ( de-rated テイクオフ・パワー )
と表示されリデュースド・スラスト・テイクオフが設定されます。なにも入力しない場合は横に
TO ( テイクオフ・パワー ) と表示され、最大出力での離陸となります。
テイクオフ・パワーのための 2 つのモードがあります:テイクオフ・パワー
( TO ) と de-rated テイクオフ・パワー ( D-TO
) です。TO モードではコンピューターが現在の飛行機の温度における最大テイクオフ・パワーを計算します。D-TO
モードは現在の飛行機の温度よりも高い温度
( アシューム温度とよびます ) が、テイクオフ・リファレンスページに入力され、スラストセッティングの減少の計算に使われます。アシューム温度は飛行機の滑走路を与えるため飛行機の離陸重量の基本の第一に計算されます。
ここはなにも入力せず、テイクオフ・パワー
( TO ) モードで行きましょう。
88)テイクオフ・フラップ・・・・・ENTER
テイクオフ・フラップを入力します。こんかいはフラップ
5°で行きます。 5 をキーインして 1L LSK を押してください。FMC
により最適な V1, VR , V2 速度が計算され、画面の右側に表示されます。
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設定された V1 スピードを対気速度計のエアスピード・バグで指定しておきます。対気速度計の左下の部分をクリックするとエアスピード・リファレンス・バグ(白いマーカー)とエアスピード・コマンド・バグ(オレンジのマーカー)が自動で展開されます。この自動展開は地上ではテイクオフ・スピード、上空ではアプローチ・スピードに展開されます。
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RWY/POS の入力をします。離陸滑走路に続く
POS は滑走路途中から離陸するときの滑走路エンドからの水平距離でフィート(FT)またはメートル(M)で入力ができます。滑走路途中からの離陸で滑走路エンドから 721
フィート(219.9m)からの離陸の場合は /721
とキーイン(入力の先頭に "/" を入れることを忘れないで下さい)
して 4L LSK を押します。すると RWY/POS に 34 / +0721 FT と表示され、同時に下のスクラッチパッドに
TAKEOFF SPEEDS DELETED と表示され、変更された情報を元に
FMC により再度 V1 , VR , V2 スピードが計算されたことを知らせます。右下の
「CLR」 ボタンを押してメッセージを消してください。このように、テイクオフ時の
V1 , VR , V2 速度に関係する情報が変更された場合、即座に
FMC により再計算が行われます。
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89)ウインド・・・・・ENTER
「NEXT PAGE」 ボタンを押して 2 ページ目を表示します。地上での風の情報を
ATIS 等により得ている場合はここで風情報を入力します。たとえば
160 度の風 11 ノットの場合は 160/11 とキーインして
3L LSK を押します。
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90)ランウェイ・スロープ・・・・・ENTER
ランウェイ・スロープ(滑走路の勾配)を入力します。クレセント・エアウェイズ ( CRA ) の旭川空港資料を見ますと、旭川空港の滑走路34から16への勾配は、下りで 0.75% となっています。下の旭川空港資料をクリックすると大きく表示されます。
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滑走路の勾配を入力します。上り勾配の場合は最初に
"U" を、下り勾配の場合は最初に
"D" を付け、次に勾配の%を小数点1桁で入力、"/"
で区切って滑走路の状態を乾いているなら "D"
( DRY ) 、濡れているなら "W" (
WET ) と入力します。ここでは下り勾配 0.8%
、コンディション DRY として、"D0.8/D"
とキーインして 5L LSK を押します。
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「PREV PAGE」 ボタンを押して 1 ページに戻します。6R
LSK のプロンプトが 「COMPLETE」 と表示されていることを確認してください。「COMPLETE」
になっていない場合は今までの設定になにかミスがありますので、探して修正してください。
★これでFMCへの入力は終わりです。
ここまで終了したら JFltcrwPro に V1、Vr、V2
を正しく設定しなおしましょう。
「B-B」 とキー入力することによりテイクオフブリーフィング設定画面が表示されますので
V1、Vr、V2 を設定し直して下さい。