FOR FLIGHT SIMULATOR USE ONLY. NOT FOR USE
IN REAL AVIATION. Level-D Simulations 767-300...........Page
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AUTOFLIGHT SYSTEM
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自動飛行システム
離陸から着陸までの航空機の飛行経路を自動操縦することは次のシステムを使用することで可能になります:
フライトコントロールコンピュータ(FCC)、オートパイロットフライトディレクターシステム(AFDS)、オートスロットル、AFDSモードコントロールパネル(MCP)、フライトマネジメントコンピュータ(FMC)
FCCはAFDSにソース情報を供給します。
AFDSはパイロットとオートパイロットに対して、フライトディレクターを介して、ロールとピッチのフライトコマンドを与えます。
オートスロットルはフライトの各フェーズに於いて(エンジン)パワーを自動的に取扱います。
AFDS MCPはメインパネルの中央に有り、オートフライトシステムのコントロールのために使用します。
FMCはルートナビゲーション、上昇/巡航/降下時パワーセッティングを完全にコントロールします。
フライトコントロールコンピューター (FCC)
3つのフライトコントロールコンピュータがインストールされ、Left,Center,Right
FCCと呼ばれます。
これらのコンピュータは自動操縦とフライトディレクターにソース情報を提供します。
ノーマルオペレーションでは一つのFCCだけが使用されます。
自動着陸実施時に二つか三つのFCCが使用されます。
FCC動作時にはメインACバスパワーが必要です。
パイロットはメインパネルのインストゥルメント・ソース・セレクターを介してのみfccをコントロールできます。
FCCがパイロットに指示するフライトディレクターコマンドはこのスイッチで変更できます。
このスイッチは通常"on側"のFCCにセットされます。(機長側の計器では左側)
オートパイロット フライトディレクターシステム(AFDS)
AFDSはFCCから得られる情報を用いて、フライトディレクター(F/D)を通してパイロットとオートパイロットにガイダンスを与えます。
フライト・ディレクターは離陸を含むフライトの全てのフェーズに対してコマンドを与えることができます。
離陸後、フライト・ディレクターのコマンドを自動的にフォローするように、3つの異なるオートパイロットのうち一つをエンゲージします。
フライトディレクターのモードはモード・コントロール・パネル(MCP)を通してコントロールされます。
MCPのF/DスイッチをONにすると、フライトディレクターのコマンドバーが電子姿勢指示器(EADI)上に表示されます。
アクティブなF/DモードがEADI上に表示されます。
F/Dは地上ではテイクオフモード(TO)にエンゲージされます。
コマンドバーはEADI上でウイングレベルが8度のピッチアップになるような位置に表示されます。
リフトオフ(離陸)後、F/Dは直進飛行で、V2+15ktか実際のリフトオフ速度+15ktのどちらか大きい値となるようなパスを指示します。
テイクオフモードは、MCPを通してAFDSの他のモードを選択するか、オートパイロットをCMDモードでエンゲージすると終わります。
離陸後MCPを選択することで、以下の垂直と水平のナビゲーションモードが利用可能になります:
フライト・レベル・チェンジ=高度変更(FL CH)、ヴァーティカル・スピード=昇降率(VERT
SPD)、VNAV、アルティテュード・ホールド=高度保持(ALD
HOLD)、
ヘディング・セレクト=針路選択(HDG SEL)、ヘディング・ホールド=針路保持(HDG
HOLD)、ローカライザー・アプローチ(LOC)、バックコース・アプローチ(BCRS)、ILSアプローチ(APP)
VNAVの使用はFMCのプログラム内容に依存し、この説明書のFMCセクションで詳細に説明されます。
F/Dスイッチがオンになっていない場合、オートパイロットがCMDモードにエンゲージされている場合を除いて、MCPを通してAFDSモードを選択することは不可能です
。
オートパイロット=自動操縦(CMD)
MCPのCMDボタンを通してエンゲージすることで、レフト、センター、ライトのオートパイロットが利用可能になります。
オートパイロットがエンゲージされると、EADI上にCMDと表示されます。
オートパイロットがエンゲージされると、MCPでセレクトされたフライトディレクターのコマンドをフォローするように操縦装置を動かします。
そdれぞれのオートパイロットが正常に機能するためには電力と油圧が必要です。
レフトとセンターのオートパイロットはレフトメインACバスから電力を供給されます。
ライトオートパイロットはライトメインACバスから電力を供給されます。
三つのオートパイロットはそれぞれの油圧システム(レフト、センター、ライト)の油圧を受け取ります。
通常、上昇、巡航、降下、アプローチのためには、一つのオートパイロットだけがCMDモードにエンゲージされます(MCP上にある三つのCMDの一つをプレスします)。
オートパイロットがエンゲージされると、EADI上にCMDと表示されます。
AFDSがAPPモードの場合、自動着陸を達成するために複数のオートパイロットが選択されることが有ります。
この手順については、このセクションで後に説明されます。
F/Dスイッチはオートパイロットがエンゲージされるよりも常に先にオンされるべきです。
F/DスイッチがオフかフライトディレクターがTOモードの場合、MCPのCMDをセレクトするとAFDSはVERT SPDモードとHDG HOLDモードにエンゲージされます。
AFDSがTO以外のモードのときは、オートパイロットはそのときに選択されているモードにエンゲージされます。
オートパイロットをディスエンゲージするためには、MCPのDISENGAGEバーをプレスするか、キーボード/ジョイスティックにアサインされたボタンを使用します。
この結果、航空機のコントロールはパイロットに戻され、自動的にAFDSはFDモードになります。
オートスロットルシステム (A/T)
オートスロットルシステムは離陸から自動着陸中のタッチダウンまで、パワーセッティングを自動的にコントロールできます。
オートスロットルシステムはMCPのA/Tスイッチで作動します。
アームされると、オートスロットルはセレクトされたAFDSスピードモードに自動的にエンゲージします。
セレクトされたモードはEADI上に表示されます。
エンゲージされるとオートスロットルは、現在セレクトされているAFDSモードに基づいたパワーセッティングになるようにパワーレバーを動かします。
オートスロットルの作動範囲は、スラスト・マネージメント・コンピュータ(TMC)によりセレクトされたスラスト・レーティング・パネル(TRP)モードに基づいて制限されます。
さらに、パイロットはパワーレバーをマニュアル操作することで、オートスロットルをオーバーライドすることができます。
一旦パワーレバーが手放されると、オートスロットルは元々命令されていたスラストセッティングまでパワーレバーを戻します。
オートスロットルは、A/Tスイッチをオフにするか、キーボード/ジョイスティックにアサインされたボタンを用いてディスエンゲージできます。
さらに、オートスロットルはシングルエンジンオペレーションの間は自動的にディスコネクトされます。
AFDSラテラル(水平方向)モード(HDG HOLD, HDG
SEL, LNAV, LOC, BCRS, APP)
航空機の針路は以下のモードでコントロールされます。
ヘディング・ホールド=針路固定(HDG HOLD)、ヘディング・セレクト=針路選択(HDG
SEL)、ラテラル・ナビゲーション(LNAV)、ローカライザー・アプローチ(LOC)、バックコース・アプローチ(BCRS)、ILSアプローチ(APP)
バンク制限システムが、AFDSが針路変更を指示したときのバンク角度の最大値を制御します。
ラテラルモードが一度エンゲージされると、他のラテラルモードを選ぶか、オートパイロットとF/Dをオフすることでのみキャンセルできます。
いくつかのラテラルモードは”アームド”状態を持っています。その状態はそれぞれのモードボタンをもう一度押すことでキャンセルできます。
MCPのヘディングセレクター(SEL)ノブの下にあるHOLDボタンを押すとヘディングホールドモードがセレクトされます。
HDG HOLDがエンゲージされると、EADI上に緑色で表示されます。
レベルフライトでセレクトされると、航空機は現状の針路を維持します。
ターン中にセレクトされると、航空機は現状の針路でロールアウトします。
オートパイロットがエンゲージされたときに、AFDSのその他のモードがアクティブでない場合は、このモードが自動的にセレクトされます。
MCPのヘディング表示窓の下にあるSELノブをプレスすると、ヘディングセレクトモードがセレクトされます。
エンゲージされると、EADI上にHDG SELと緑色で表示されます。
セレクトされると、航空機はヘディング表示窓に表示されているヘディングに向かって飛行するように指示されます。
ヘディングはSELノブを回すことでセットされます。
HDG SELモードの間、航空機はヘディング表示窓にセレクトされたヘディングに向かって飛行し続けます。
ラテラルナビゲーションモードの動作はFMCのルートプログラム(このマニュアルのFMCセクションで説明される)に依存します。そして、MCP上のLNAVボタンをプレスすることでセレクトされます。
LNAVはアームされると白色で、エンゲージされると緑色でEADI上に表示されます。
LNAVがセレクトされた時に、航空機がFMCでプログラムされたルート上にいない場合、LNAVはアームドモードになります。
(LNAVが)アームされると、AFDSはLNAVがエンゲージされるまで、現状のラテラルモードを継続します。
航空機がFMCにプログラムされたルートに会合するか、フォローしている場合にLNAVがエンゲージモードになります。
LNAVがエンゲージされると、航空機のヘディングはFMCにプログラムされたルートをフォローするように自動的にコントロールされます。
MCPのLOCボタンをプレスするとローカライザーアプローチモードがセレクトされます。
LOCがアームされると白色に、エンゲージされると緑色にEADI上に表示されます。
LOCがセレクトされた時に、航空機がローカライザーレンジ外にいる場合、LOCアームドモードになります。
アームされると、LOCがエンゲージされるまでAFDSは現状のラテラルモードを継続します。
航空機が積極的にローカライザーを追跡するとLOCエンゲージモードになります。
LOCがエンゲージされると、航空機のヘディングはローカライザーをフォローするように自動的にコントロールされます。
MCPのAPPボタンをプレスすると、ILSアプローチモードがセレクトされます。
このモードはローカライザーを追跡するためのLOCモードと合わせて、グライドスロープを追跡するためのグライドスロープモード(GS)からの垂直方向のガイダンスを使用します。
LOCモードはローカライザーを追跡するまでのアームドとエンゲージモードに関しては前述と同様に機能します。
グライドスロープモードも同様にアームドとエンゲージモードを持っています。
GSはアームドの場合は白色、エンゲージされると緑色でEADI上に表示されます。
アームされると、GSがエンゲージされるまで、現状のバーティカルモードを継続します。
航空機がグライドスロープを積極的に追跡していると、エンゲージモードになります。
GSがエンゲージされると、航空機のバーティカルトラック(垂直方向の経路)はグライドスロープをフォローするようにコントロールされます。
BCRSボタンをLOCボタンと一緒にプレスすると、バックコースモードがセレクトされます。
このモードは、エンゲージされるとAFDSがローカライザーバックコースに向かってトラックすることを除いては、LOCモードと全く同じです。
BCRSはアームされると白色、エンゲージされると緑色で表示される。
BCRSモードが正常に機能するためには、ローカライザーフロントコースがILSコースウインドウ(ペデスタル上)にセットされていなければなりません。
AFDSバーティカルモード (FL CH, VNAV, VERT
SPD, APP)
航空機のピッチは以下のモードでコントロールされます。
フライトレベル・チェンジ(FL CH)、ヴァーティカル・ナビゲーション(VNAV)、ヴァーティカル・スピード(VERT
SPD)、ILSアプローチ(APP)
ひとくちに言うと、これらのモードはMCPの高度窓にセットされた高度に達するまで、航空機を上昇か降下させます。
ヴァーティカルモードは以下のうち一つが起こるまでアクティブのままです:
MCP ALTウインドウにセットされた高度に到達したとき(いくつかのVNAVモードを除く)、他のバーティカルモードがセレクトされたとき、またはオートパイロットとF/Dがオフされたとき。
MCP上のFL CHボタンをプレスするとフライトレベルチェンジモードがセレクトされます。
FL CHはEADI上に緑色で表示されます。A/Tがアームされていた場合は、自動的にエンゲージされます。
さらに、航空機の現状の速度がIAS/MACHウインドウに再セットされ、TRPがCLBモードに変化します。
FL CHがセレクトされると、航空機がMCP ALTウインドウにセットされた高度に向かって指示されたスピードで飛行するように、AFDSとオートスロットルはピッチとパワーセッティングをコマンド(指示)します。
MCP上のIAS/MACHスピードを変更すると、セレクトされたスピードを維持するようにAFDSが指示するピッチが変化します。
上昇が要求されたときは、A/Tは(TRPセレクションに基づいた)利用可能な最大のパワーをセットし、AFDSはセレクトされた対気速度を維持するようにピッチアップします。
降下が要求される場合、A/Tはパワーをアイドルにセットして、スロットルホールド(THR
HOLD)モードに入ります。同時にAFDSはセレクトされた対気速度を維持するようにピッチダウンします。
スロットルホールドモードになるとオートスロットルがパワーレバーから切り離され、降下中にパイロットがマニュアルコントロールできるようになります。
バーティカルナビゲーションモードの使用は、FMCのプログラム(この説明書のFMCセクションで説明されます)に依存します。そして、MCP上のVNAVボタンをプレスするとセレクトされます。
VNAV SPDかVNAV PTHとEADI上に緑色で表示され、A/Tがアームされていた場合は自動的にエンゲージされます。
さらに、フライトのフェーズに応じてTRPが適切なモードに自動的に変化します。
離陸後にVNAVがセレクトされた場合、TRPはCLBモードに変化します。そして、AFDSはFMCプログラム高度か、MCP
ALTウインドウ高度のどちらか低い高度に向かって上昇するようにコマンド(指示)します。
VNAVがセレクトされた場合、速度コントロールはFMCに移管されるためMCPのスピードウインドウはブランクアウトします。
FMCからスピードコントロールを取り戻すために、エアスピードセレクトノブをプレスることで、"スピードインターベンション"モードが有効になります。
これにより、スピードウインドウが再開し、MCPを通じてマニュアル調整できます。
エアスピードセレクトノブをもう一度押すと、スピードコントロールはFMCに戻されます。
これらは複雑なため、VNAVを使用する降下は、この説明書のFMCセクションで再度説明されます。
MCPのV/Sボタンをプレスすると、バーティカルスピードモードがセレクトされます。
V/Sがエンゲージされると、EADI上にV/Sと表示されます。
バーティカルスピードモードをセレクトしても、A/Tは自動的にエンゲージされません。
A/Tがすでにエンゲージされている場合のみ、A/T
SPDモードが使用されます。
V/Sがセレクトされた場合、VERT SPDウインドウが開き、現在の航空機のヴァーティカルスピード(昇降速度)が表示されます。
AFDSはこのヴァーティカルスピードを維持するようにピッチを指示します。
A/T(エンゲージされていた場合)はIAS/MACHウインドウに表示された速度を維持するようにパワーをコントロールします。
バーティカルスピードを変更するには、V/Sボタン上のサムホイールを希望の方向にプレスします。
FC CHモードとは異なり、ヴァーティカルスピードモードでは航空機をMCP ALTウインドウにセレクトされた高度から離れて飛行させることができます。
ILSアプローチモードはAFDSラテラルモードセクションで説明済みです。
グライドスロープモードの働きは前述の通りです。
グライドスロープをインターセプトすると、既存のどのバーティカルモードからでも自動的にGSモードに置き換わります。
さらにGSモードがアームドされていた場合、APPボタンをもう一度押すと、GSアームドモードがキャンセルされます。
高度保持モード(ALT HOLD)
航空機がMCP ALTウインドウにセットされた高度に達すると、何時でも自動的に高度保持モードがエンゲージされます。
エンゲージされると、EADI上に緑色でALT HOLDと表示されます。
さらに、ALTセレクターノブ下のHOLDボタンをプレスすると、AFDSが高度保持モードをエンゲージします。MCP
ALTウインドウにセットされた高度によらず、セレクトされた時点のど
のような高度でも高度保持モードになります。
エンゲージされると、AFDSはレベルフライトを維持します。またオートスロットルはIAS/MACHウインドウでセレクトされた対気速度を維持するようにパワーをコントロールします。
高度保持モードをエンゲージすると、それまでのバーティカルモード(どのモードでも)を自動的に解除します。
VNAVが一定の条件の時は高度保持モードは自動的にセレクトされません。
MCP ALTウインドウにセットされた高度がFMCにセットされたCRZ
ALTと同じ場合は、AFDSはALT HOLDモードではなく、VNAV
PTHモードに入ります。
FMC CRZ ALTとMCP ALTが異なる場合は、システムロジックは保守的です。航空機はいつでも、どちらか先に到達した高度でレベルオフします。
VNAVと高度保持の相互作用に関する更なる情報は、本マニュアルのFMCセクションに書いてあります。
自動着陸 (Autoland)
AFDSは完全な自動着陸とロールアウトを実行することできます。
AFDSが自動着陸をエンゲージするためには、最低二つのオートパイロットの作動とオートスロットルが要求されます。
2つのオートパイロットのときは、システムはLAND2モードをエンゲージします。
3つ全てのオートパイロットが作動していると、システムはLAND3モードをエンゲージします。
この二つの自動着陸モードの違いはシステムの冗長性のレベルだけです。
どちらのモードでも自動着陸は成功します。
MCP上のAPPをセレクトした後オートパイロットを追加でセレクトすることで、AFDSが自動着陸をセットアップします。
パネルメニューのオプション設定によって、自動着陸のセットアップはマニュアルとオートのどちらかになります。
自動セットアップに設定した場合、MCPのAPPモードをセレクトすることで、残りの2つのオートパイロットが自動的にアームされます。
マニュアルセットアップに設定した場合、パイロットは、APPがセレクトされた後でもアクティブになっていない残りのオートパイロットをCMDボタンをプレスすることで(エンゲージのために)アームしなければなりません。
どちらのエンゲージ手法にしても、自動着陸の能力に関するその後の動作は同じです。
航空機の自動着陸の能力は、メインパネルにあるオートランドステータス表示器(ASA)に表示されます。
航空機の自動着陸能力のどのような低下もこのゲージに表示されます。
AFDSが自動着陸をセットしている場合、電波高度計で1500ftになるとアームされているオートパイロットが自己テスト後に自動的にエンゲージされます。
テストがノーマルの場合、2か3のオートパイロットがそれぞれエンゲージされ、LAND2かLAND
3とASAに表示されます。
システムがLAND2モードで着陸する能力しかない場合(すなわち、一つのオートパイロットが動作不能の場合)、NO
LAND 2メッセージがASAに表示されます。
システムが自動着陸を実行する能力がない場合、ASAにNO
AUTOLNDメッセージが表示されます。
自動着陸がセットされると、FLAREとROLLOUTモードがアームされ、EADI上に白色で表示されます。
これらのモードは自動着陸マニューバの中でGSとLOCモードから置き換わり、アクティブになると緑色に変わります。
パイロットがオートパイロットをマニュアルでディスコネクトするまで、AFDSは着陸後もロールアウトモードを継続します。
エンゲージされた各オートパイロットの電力源は電波高度1500ftから自動着陸完了まで自動的に分離されます。
左と右のオートパイロットはそれぞれ左と右の電気システムから電力供給されます。
センターオートパイロットはスタンバイ/バッテリーシステムから電力供給されるようになります。
電力源が対地高度1500ft〜200ftの間で不良となった場合、電力システムは通常のオペレーションに復帰し、ASAはLAND
2とNO LAND 3メッセージを表示します。
地上高200ft以下で電力源が不良となった場合、電力システムは分離されたまま残り、自動着陸は残ったオートパイロットで継続されます。
このケースでは、ASAはNO AUTOLND状態を表示する場合を除いて変化しません。
ゴーアラウンドモード=着陸復行(GA)
アプローチ中にFLAP 1にセットされるか、グライドスロープをインターセプトすると、ゴー・アラウンドモードが自動的にアームされます。
一旦アームされると、メインパネルのGAボタンをプレスするか、キーボード/ジョイスティックに割り当てられたボタンをプレスすることで、ゴーアラウンドモードがエンゲージされます。
それ以外の時ににこれらのボタンをプレスしてもAFDSシステムには影響しません。
GAがエンゲージされると、AFDSとA/TはMCP MACHウインドウに表示された対気速度で、2000fpmで上昇するようにコマンドします。
AFDSはまた、航空機に対してGAボタンがプレスされたときに確立していた慣性針路を維持するようにコマンドします。
GAは現在のラテラル/バーティカルAFDSモードとしてEADI上に緑色で表示されます。
GAモードは異なるラテラル/バーティカルモードがセレクトされて置き換わるまでアクティブなまま継続します。
AFDSモード・コントロール・パネル (MCP)
MCPはメインパネルのセンターに位置し、オートフライトシステムの完全なコントロールに備えます。
それぞれのボタンにあるライトバーは現在エンゲージされているモードを示すために点灯します。
フライト・ディレクター・スイッチ
EADI上のF/Dバーの表示をコントロールします。
TOバーティカル(垂直)モード
TOラテラル(垂直)モード
注意 : FDスイッチは通常離陸前にオンにします。
フライトディレクタースイッチがオフかTOモードの時にオートパイロットがエンゲージされると、AFDSはVERT
SPDとHDG HOLDモードに切替ります。
オートスロットル コントロール
1- Autothrottle Arm Switch:
オートスロットル アーム スイッチ:
注意 : A/Tはシングルエンジンオペレーション中はエンゲージされません。
たとえA/Tスイッチがオフの場合でも、GAボタンがプレスされた場合はエンゲージされます。
2- N1 Mode Button:
N1モードボタン : プレスすると、A/TがN1モードをエンゲージします。
3- Speed (SPD) Mode Button:
スピード(SPD)モードボタン : A/Tをスピードモードにエンゲージします。
4- IAS/Mach Airspeed Window:
IAS/MACH対気速度ウインドウ : AFDSのターゲット対気速度を表示します。
5- IAS/MACH Select Button:
IAS/MACHセレクトボタン : 指示対気速度とマックスピードの表示を切り替えます。
対気速度の範囲は100〜399です。マックスピードの範囲は.40〜.95です。
6- Airspeed Select Knob:
対気速度セレクトノブ : IAS/MACH対気速度が表示されている場合、ノブの左右をクリックすることで、希望の対気速度にセットします。
1- Heading Select Window:
ヘディング(針路)セレクトウインドウ : AFDSのHDG
SELモードのターゲット針路を表示します。
2- Bank Limit Selector:
バンクリミットセレクター : このあたりをクリックするとバンクリミットセレクターが変更されます。
3- Heading Hold (HDG HOLD) Mode Button:
ヘディングホールド(HDG HOLD)モードボタン:プレスするとヘディングホールド(針路固定)モードをエンゲージします。
4- Heading Select (HDG SEL) Mode Control
Knob:
ヘディング(針路)セレクト(HDG SEL)モードコントロールノブ :
5- Lateral Navigation (LNAV) Mode Button:
ラテラル(水平方向の)ナビゲーション(LNAV)モードボタン : プレスすると、針路コントロールをFMCに移管します。
6- Localizer Approach (LOC) Mode Button:
ローカライザー アプローチ(LOC)モードボタン : プレスすると、LOCトラッキングモードをセレクトします。
7- ILS Approach (APP) Mode Button:
ILSアプローチ(APP)モードボタン : プレスするとLOCとGSの両方をトラック(追跡)するモードをセレクトします。
8- Backcourse Approach (BCRS) Mode Button:
バックコースアプローチ(BCRS)モードボタン : LOCボタンとともにプレスして、バックコーストラッキングモードをセレクトします。
1- Vertical Speed Window:
昇降速度ウインドウ : AFDSがターゲットとしている昇降速度を表示します。
2- Vertical Speed Thumb Wheel:
昇降速度サムホイール : VERT SPDウインドウの昇降速度を調整します。
3- V/S Mode Button:
V/Sモードボタン : プレスするとV/Sピッチモードをセレクトします。
4- Flight Level Change (FL CH) Mode Button:
フライトレベルチェンジ ( FL CH ) モードボタン : 上昇か降下の為に、プレスしてFL
CHモードを選択します。
5- Vertical Navigation (VNAV) Mode Button:
バーティカル(垂直)ナビゲーション(VNAV)モードボタン:垂直方向のコントロールをFMCに移管します。
1- Altitude Window:
高度ウインドウ : 捕捉し、注意すべきAFDS目標高度を表示します。
2- Altitude Select Knob:
高度セレクトノブ : ALTウインドウの高度を調整します。
3- Altitude Hold (ALT HOLD) Mode Button:
高度保持(ALT HOLD)モード ボタン : ALT
HOLDモードをエンゲージします。
1- Autopilot Command (CMD) Mode Buttons:
オートパイロットコマンド(CMD)モードボタン : プレスするとオートパイロットをエンゲージします。
1a- Multiple Autopilot Operation (Autoland):
多重オートパイロット操作(自動着陸) : 2つか3つのオートパイロットをセレクトします。
2- Autopilot Disengage Bar:
オートパイロット ディスエンゲージバー : プレスするとオートパイロットへのパワーを切り離します。
LAND 3:
LAND 3 : 自動着陸のために3つのオートパイロットがエンゲージされると表示されます。
LAND 2:
LAND 2 : 自動着陸のために2つのオートパイロットがエンゲージされると表示されます。
NO LAND 3:
NO LAND 3 : 一つのシステムに障害があり、結果としてLAND
2コンディションになります。
NO AUTOLND:
NO AUTOLND : システム障害により、自動着陸は不可能です。
Autoland Status Test Buttons:
オートランドステータス テストボタン : プレスするとオートランドステータス メッセージのテストを行います。
Press/Reset Button:
Press/Resetボタン : ASAステータスメッセージをリセットします。
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