VOD3.0簡単マニュアル
〜テクスチャの作り方〜

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このページではVODマクロのテクスチャの作り方を説明したいと思います。

[ FS98テクスチャ ]
[ CFS/FS2000テクスチャ ]
           

 FS98 のPAT形式テクスチャを作成する場合

自作マクロの作成と同時にテクスチャを作成しなければなりませんが、FS98で使用するテクスチャファイルにはいくつかの制限があります。まずひとつは、FSパレットと呼ばれるパレットでなければならないこと。 もうひとつは256×256ピクセル幅のサイズでなければならないことです。使用するツールは様々ですが、Windows付属のペイントを例にとると、ペイントを開いてそのまま絵を描き始めてしまうと、使用できない色が出てくる可能性は十分にあります。
ペイントは24bitでの絵が描けますが、それを256色で保存したとしても、FSパレットの色でなければ正常に表示できません。

というわけで・・・ 要は、最初からFSパレットを持ったキャンバスで絵を描いてしまえばいいわけなんですね。 幸い、VODにはFSパレットを持ったBMPファイルがたくさん付いてきていますので、そのファイルを書き換えてしまえばOKです。 もちろん、名前は変更して保存して下さい。自分が描きたいテクスチャに近い色が使用されているファイルがあったら、そのままそれをWクリックすればペイントが起動します。 その画面ではFSパレットの色しか使用できませんので、安心して描くことができます。(多分) あとはそのまま256色BMP形式で保存すれば、後でFS用のテクスチャ(PAT)へと変換できます。

※ BMPファイル形式とはWindows標準の画像ファイル形式です

 

<FS98PAT形式テクスチャへの変換>

VODでは、マクロ作成時に、使用するテクスチャファイルのBMPファイルを使用してテクスチャを貼る範囲を指定しなければなりません。(テクスチャの指定範囲の情報をマクロに持たせるため)

なんだかややこしいですが、描いた絵は、保存する際は256色のBMPファイルとして保存します。 つまりこの保存したままの状態のファイルを使用し、VODでマクロへのテクスチャ範囲指定を行います。 VODが読み込めるのは、VOD格納先フォルダにあるBMPファイルですので、描いたBMPファイルは、とりあえずVODをインストールしているフォルダへコピーしておきます。

さて、問題はここからです・・・

VODでの指定に使用するBMPファイルは、あくまでマクロを作成する時に、そのマクロにテクスチャの指定情報を持たせるために使用するものですから、FSが読み込むテクスチャファイルとは異なります。

FS98が読み込むテクスチャファイルにはOAV、PAT、R8などの形式がありますが、VODでマクロを作成した場合には、描いたBMPファイルをPAT形式のファイルに変換し、テクスチャとして使用する必要があります。
※これはVODがデフォルトでPAT形式のテクスチャを指定するように作られているためです。メニューの「Defaults」から「Default texture Extension name」の部分をR8などに変更すれば、その他の拡張子も使用できます。

このPAT形式への変換には、TEXBMP2 →などのソフトを使用すればよいのですが、ここでひとつ問題なのは、そのままの状態でPAT形式に変換してはいけない点です。

ファイルを変換する時には、上下を逆さまにした状態で、PATファイルにする必要があります。

つまり・・・

vodmac12.gif (2526 バイト)         vodmac11.gif (2443 バイト)

左の状態で描いた絵をVOD上でマクロに指定した場合は、PATファイルは右の状態に
したものを変換していなければなりません。(Test.bmpのダウンロード)


理由は分かりませんが、とりあえずこういうことなんです。 上下を逆さにせずにPATファイルにした場合は、マクロに貼られる部分はで〜んでん違う部分になってしまいますので、注意して下さい。

BMPファイルを上下逆さにするには、Winのペイントであればメニューより「変形」→「反転と回転」で、「垂直方向」を選択します。 

vodmac13

これで反転させた状態のBMPファイルを、PATファイルに変換すればテクスチャファイルの完成です。

では、実際にTexbmp2を使用してPAT形式のファイルを作るには・・・


1: 描いた絵を、予めVOD上での指定に対して垂直に反転させておきます

2: Texbmp2を起動し、1:のBMPファイルを表示させます。

vodmac14



3: 「***.pat」と名前を付けて、「BMP2TEX」をクリックし保存します。

4: これで保存先(選択したBMPがあるフォルダ)にPATファイルが生成されるので、あとはそのファイルをFSの任意の(使用するFS
   の)TextureフォルダへコピーすればFS上で表示されます。

※ VOD上で指定したBMPファイルの名前をPATファイルにも付けます。 例)Test.bmp → Test.pat

 

 CFS/FS2000 のBMP形式テクスチャを作成する場合

BMP形式のテクスチャの場合は、任意の256色が自由に使え、さらにはExtended BMPというFS用の拡張BMPファイルも使用することができます。BMPを使用する場合には、Windowsのペイントではちょっと役不足です。 Paint Shop Proなどをお持ちでない場合はD-Pixed(フリーウェア)などを使って作業したほうが「フルカラー → 256色減色保存」の際にも上手くいくと思います。 使い方が難しい場合は、ペイントでフルカラーで書いたものをD-Pixedで読み込み、256色保存すればきれいに保存されると思います。

BMPテクスチャを使用する場合は、256色保存したものを「VODでの範囲指定に使用したBMP」とは上下反転した状態で保存し、Textureフォルダに入れるだけでOKです。

※BMPテクスチャでは256X256ピクセル以外のサイズ(512X512など)でも使用できるみたいですが、詳しいことは分からないので・・・基本的には256X256ピクセルの画像サイズを使用してテクスチャを作ります。

※ VODでは初期設定でPAT形式のファイルが記述指定されるようになっています。BMPテクスチャを使用する場合は、
  
メニューの「Defaults」から「Default texture Extension name」の部分をPATからBMPに変更しておきます

※ CFS/FS2000でもFS98のPAT形式テクスチャは使用できますが、
  色数が多く描き換えも楽なので、BMPテクスチャを使用されることをお薦めします。

 

<BMPテクスチャの上下反転>


VODでは、マクロ作成時に、BMPファイルを使用してテクスチャを貼る範囲を指定しなければなりません。(テクスチャの指定範囲の情報をマクロに持たせるため)
VODが読み込めるのは、VOD格納先フォルダにあるBMPファイルですので、描いたBMPファイルは、とりあえずVODをインストールしているフォルダへコピーしておきます。


VODでの指定に使用するBMPファイルは、あくまでマクロを作成する時に、そのマクロにテクスチャの指定情報を持たせるために使用するものですから、FSが読み込むテクスチャファイルとは異なります。

FSテクスチャとして使用するファイルを作成する時には、上下を逆さまにした状態で、保存する必要があります。

つまり・・・

vodmac12.gif (2526 バイト)         vodmac11.gif (2443 バイト)

左の状態で描いた絵をVOD上でマクロに指定した場合は、FSテクスチャフォルダにあるファイルは
右の状態になっていなければなりません。(Test.bmpのダウンロード)


理由は分かりませんが、とりあえずこういうことなんです。 上下を逆さにせずに使用した場合は、マクロに貼られる部分はで〜んでん違う部分になってしまいますので、注意して下さい。

BMPファイルを上下逆さにするには、Winのペイントであればメニューより「変形」→「反転と回転」で、「垂直方向」を選択します。 

vodmac13

これで反転させた状態の256色BMPファイルを、FSテクスチャフォルダへコピーすればOKです。



 

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