●ハイドロ−リックス・・・・・ノーマル
エレクトリック・ハイドロ−リック・ポンプ・スイッチを操作する場合は必ずグランド・クルーと連絡をとって行います。
「767 Pilot in Command」 ではここでのグランド・クルーとの交信はありません。
53)システム・A・ハイドロ-リック・ポンプ・スイッチ・・・・・オン
54)システム・B・ハイドロ-リック・ポンプ・スイッチ・・・・・オン
★油圧システムについて
767 の油圧システムは 3 つの別々のシステムに分類されます:左と中央と右
それぞれのシステムは複合ポンプを持っており、それぞれ違う電力ソースにより動作します。
システムは 1 または 2 つのシステムが失われても他のシステムを制限し、基本的な飛行のコントロールができるように設計されています。
自動的に、または手動により完全な油圧システムの故障が起きても飛行をコントロールできるようにするために展開することができるラムエアタービン
( RAT ) も備えています。
ラム・エアー・タービン (RAT) は緊急システムです。
両方のエンジンが故障した場合、または全体の油圧パワーが低下した時、プライマリーフライトコントロールのパワーに使うことができます。
RAT は基本的にプロペラです。空気の流れの中にプロペラを展開させ、プロペラの回転力により油圧を発生させます。
RAT による満足な運転を行うためには最小でも対気速度
130 ノットが必要です。
RAT は 2 つのエンジンが故障したら自動的に展開されます。
オーバーヘッドパネルの RAT スイッチによって手動によっても展開することができます。
いったん RAT を展開させると、地上にてグランドリクエストメニューを使うことによってのみ収納することができます。
中央の電気駆動プライマリー・ポンプは2つあり、このうちの右側のポンプはスイッチをONにしていても他の油圧用の電気駆動ポンプが全てONになっていると電力の節約のためPRESSライトが点灯しポンプは動作しません。どれか1つでも電気駆動ポンプをOFFにするとPRESSライトが消えポンプが働きます。
このような細かなところまで767PICでは再現されています。確認して見てくださいね。 (^^
油圧システムを起動させます。
油圧システムは機体の航法装置、エルロンやラダーなど非常に重要な動作のためのパワーです。
@B・・・・・左右2つの電気駆動のデマンド・ポンプ
DE・・・・・中央に2つの電気駆動のプライマリー・ポンプ
A・・・・・・・・エアー駆動のデマンド・ポンプ
CF・・・・・左右のメインエンジン駆動のプライマリー・ポンプ
G・・・・・・・・非常用のラム・エアー・タービン
( RAT )
@ABをAUTOに、CDEFをONにします。Gは緊急用ですのでさわらないでください。
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B737-500 にはありませんが (本には載っていませんが)、ここでそれぞれのエンジンのパワーを制御するための
EEC (エンジン・エレクトロニック・コントロール)
スイッチ@、Aがオンになっている事を確認します。オンになっていない場合はオンにします。
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●プレッシャーライゼイション・インジケーターズ・・・・・チェック
55)キャビン・ディファレンシャル・プレッシャー・・・・・ゼロ
56)キャビン・アルティテュード・・・・・フィールド・エレベーション
57)キャビン・レイト・オブ・クライム・・・・・ゼロ
58)エア・コンディショニング・システム・・・・・ワン・パック、ブリーズ・オン
エアーコントロールの各スイッチがOFFになっていることを確認します。
★エアコンディショニングシステムのワン・パックについて
左右2個のエア・コンディショニング・パックスイッチのうち、左のパックをオートに、右のパックをOFFにすることを
「ワン・パック」 といいます。
キャビンの空調を行うため、APUまたはエンジンのブリード・エアーを駆動源とするACM
(エア・サイクル・マシン) の系統をパックと呼びます。左右にひとつづつあります。地上において機体の右側で各種のハンドリングやグラウンド・サービスを実施している地上作業員にACMからの熱風が吹き付けられ、作業の妨げになるようなことを防止するためにレフト・パックをオート・ポジションで作動させ、ライト・パックをオフにするワン・パック・オペレーションを標準としています。
59)エア・テンプ・ソース・セレクター・・・・・サプライ・ダクト
60)テンペレチャー・セレクターズ・・・・・トゥエルブ・オクロック
61)ラム・ドア−・フル・オープン・ライツ・・・・・イルミネーテッド
62)リサーク・ファン・スイッチ・・・・・オート
リサーキュレーション (再循環) ・ファン・システムはエア・コンディショニング・パックへの負荷を軽減し、またエンジン・ブリード・エアの必要供給量も減少させる機能があります。
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63)エア・コンディショニング・パック・スイッチイズ・・・・・ワン・オート
左@レフト・パックをオート・ポジションに、右Aライト・パックをOFF・ポジションにします。
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64)アイソレーション・バルブ・スイッチ・・・・・オート
アイソレーション・バルブとは左右2系統のブリード・エア・システムをアイソレート
(分離) するためのバルブです。
左、右、中央のアイソレーション・バルブスイッチ@、A、Bを押します。
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65)エンジン・ブリード・エア・スイッチイズ・・・・・オン
左右のエンジン・ブリード・エア・スイッチをONにします。エンジンが作動するとエンジン・ブリード・エア・バルブは自動的にオープンします。
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66)APU・ブリード・エア・スイッチ・・・・・オン
APU・ブリード・エア・スイッチをオンにします。
APUからのブリード・エアが供給され、DUCT PRESSメーターが20PSI
に上昇し、同時にその上のレフト・パックの表示
PACK OFF が消えます
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●プレッシャーライゼイション・インジケーターズ・・・・・チェック
67)フライト・アルト・インジケーター・・・・・クルーズ・アルティテュード
68)ランド・アルト・インジケーター・・・・・デスティネーション・フィールド・エレベーション
69)プレッシャーライゼイション・モード・セレクター・・・・・オート
70)イグニション・セレクト・スイッチ・・・・・イグニション・レフト/ライト
イグニション・セレクト・スイッチを1側にすると各エンジンのレフト・イグナイター(点火栓)
のみが作動し、BOTHではレフトとライトの両方のイグナイターが、2にするとライト・イグナイターのみが作動します。フライト・ナンバーの奇数便がレフト、偶数便がライトを使用します。
71)エンジン・スタート・スイッチイズ・・・・・オフ
No.1 および No.2 のエンジンのスタートスイッチがOFFであることを確認します。
72)モード・コントロール・パネル・・・・・セット
MCPのコースセレクターを旭川VOR (AWE)
からKAGRAまでのコース、282に合わせます。
73)フライト・ディレクター・スイッチ・・・・・オフ
フライト・ディレクター・スイッチがOFFになっていることを確認します。
74)サン・バイザー・・・・・ストウド
●オキシジェン・アンド・インターホン・・・・・チェック
75)オーディオ・セレクター・パネル・・・・・セット
76)オキシジェン・パネル・・・・・セット
77)プレス・ツー・テスト・アンド・リセット・ボタン・・・・・プレス・アンド・ホールド
78)エマージェンシー/テスト・セレクター・・・・・プレス
79)プッシュ・ツー・トーク・スイッチ・・・・・I/C(インターコム)
80)オキシジェン・プレッシャー・・・・・チェック