●テイクオフ・リファレンス・ページ・・・・・セレクト・アンド・セット
「TAKEOFF」 プロンプトの 6R LSK を押して 「TAKE OFF」 テイクオフ・リファレンス・ページを表示します。
ここでは飛行機のテイクオフ時の設定を入力します。

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110)セレクテッド・テンプ/OAT(アウト・サイド・エア・テンペレチャー)・・・・・エンター
「NEXT PAGE」 ボタンを押して2ページ目にします。ここに現在のアウト・サイド・エア・テンペレチャー(外気温度)が表示されています。現在は 0℃になっています。この温度を変更することにより V1, VR , V2 速度が FMC により計算され変更されます。外気温度を変更する場合は数字をキーインして、6R LSK を押します。ここではこのまま 0℃にしておきます。



「PREV PAGE」 ボタンを押して1ページ目に戻ります。ここには THRUST 温度入力があります。これはアシュームド・テンペレチャー(仮定温度)とよばれ、リデュースド・スラスト・テイクオフ(減格推力離陸:離陸重量が軽く外気温度が低い時に離陸推力を減らして行う離陸)のための温度設定です。ここにアシュームド・テンペレチャーを入力するとよこに D-TO ( de-rated テイクオフ・パワー ) と表示されリデュースド・スラスト・テイクオフが設定されます。なにも入力しない場合は横に TO ( テイクオフ・パワー ) と表示され、最大出力での離陸となります。

テイクオフ・パワーのための 2 つのモードがあります:テイクオフ・パワー ( TO ) と de-rated テイクオフ・パワー ( D-TO ) です。TO モードではコンピューターが現在の飛行機の温度における最大テイクオフ・パワーを計算します。D-TO モードは現在の飛行機の温度よりも高い温度 ( アシューム温度とよびます ) が、テイクオフ・リファレンスページに入力され、スラストセッティングの減少の計算に使われます。アシューム温度は飛行機の滑走路を与えるため飛行機の離陸重量の基本の第一に計算されます。

ここはなにも入力せず、テイクオフ・パワー ( TO ) モードで行きましょう。



111)テイクオフ・フラップ・・・・・エンター
テイクオフ・フラップを入力します。こんかいはフラップ 5°で行きます。 5 をキーインして 1L LSK を押してください。FMC により最適な V1, VR , V2 速度が計算され、画面の右側に表示されます。

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設定された V1 スピードを対気速度計のエアスピード・バグで指定しておきます。対気速度計の左下の部分をクリックするとエアスピード・リファレンス・バグ(白いマーカー)とエアスピード・コマンド・バグ(オレンジのマーカー)が自動で展開されます。この自動展開は地上ではテイクオフ・スピード、上空ではアプローチ・スピードに展開されます。

  
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RWY/POS の入力をします。離陸滑走路に続く POS は滑走路途中から離陸するときの滑走路エンドからの水平距離でフィート(FT)またはメートル(M)で入力ができます。
滑走路途中からの離陸で滑走路エンドから 721 フィート(219.9m)からの離陸の場合は /721 とキーイン(入力の先頭に "/" を入れることを忘れないで下さい) して 4L LSK を押します。すると RWY/POS に 34 / +0721 FT と表示され、同時に下のスクラッチパッドに TAKEOFF SPEEDS DELETED と表示され、変更された情報を元に FMC により再度 V1 , VR , V2 スピードが計算されたことを知らせます。右下の 「CLR」 ボタンを押してメッセージを消してください。このように、テイクオフ時の V1 , VR , V2 速度に関係する情報が変更された場合、即座に FMC により再計算が行われます。

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112)ウインド・・・・・エンター
「NEXT PAGE」 ボタンを押して 2 ページ目を表示します。地上での風の情報を ATIS 等により得ている場合はここで風情報を入力します。たとえば 160 度の風 11 ノットの場合は 160/11 とキーインして 3L LSK を押します。

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113)ランウェイ・スロープ・・・・・エンター
ランウェイ・スロープ(滑走路の勾配)を入力します。クレセント・エアウェイズ ( CRA ) の旭川空港資料を見ますと、旭川空港の滑走路34から16への勾配は、下りで 0.75% となっています。下の旭川空港資料をクリックすると大きく表示されます。

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滑走路の勾配を入力します。上り勾配の場合は最初に "U" を、下り勾配の場合は最初に "D" を付け、次に勾配の%を小数点1桁で入力、"/" で区切って滑走路の状態を乾いているなら "D" ( DRY ) 、濡れているなら "W" ( WET ) と入力します。ここでは下り勾配 0.8% 、コンディション DRY として、"D0.8/D" とキーインして 5L LSK を押します。

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「PREV PAGE」 ボタンを押して 1 ページに戻します。6R LSK のプロンプトが 「COMPLETE」 と表示されていることを確認してください。「COMPLETE」 になっていない場合は今までの設定になにかミスがありますので、探して修正してください。



114)テイクオフ・スラスト・・・・・セレクト・アンド・セット
115)N1(エヌ・ワン)・リミット・ページ・・・・・セレクト・アンド・セット

ここまで終了したら JFltcrwPro に V1、Vr、V2 を正しく設定しなおします。
「B-B」 とキー入力することによりテイクオフブリーフィング設定画面が表示されますので V1、Vr、V2 を設定し直して下さい。




●ホイール・ウェル・ファイアー・ワーニング・システム   テスト

116)テスト・スイッチ・・・・・ホールド・ツー・オーバー・ヒート/ファイアー
117)ベル・カットアウト・・・・・プッシュ

118)VHF(ブイ・エイチ・エフ)・COMM(コム)・レディオズ・・・・・セット
ATC (管制官) と更新するための周波数をセットします。1と2の2つのチャンネルがあります。ペデスタルにありますので場所を覚えておいてください。
@・・・右と左の周波数設定、どちらを使用するかを切り替えます。選択された周波数は明るく表示されます。
A・・・左の周波数、小数点より上の数字を上げます。  C・・・左の周波数、小数点より下の数字を上げます。
B・・・左の周波数、小数点より上の数字を上げます。  D・・・左の周波数、小数点より上の数字を上げます。
E・・・左の周波数、小数点より上の数字を上げます。  G・・・左の周波数、小数点より上の数字を上げます。
F・・・左の周波数、小数点より上の数字を上げます。  H・・・左の周波数、小数点より上の数字を上げます。

 

119)VHF(ブイ・エイチ・エフ)・NAV(ナブ)・レディオズ・・・・・オート
NAV1はキャプテン側(メインパネルのMCPの左側)、NAV2はコパイ側(メインパネルMCPの右側)。場所を覚えておいてください。
キャプテン側とコパイ側でNAV1、NAV2を別々に使用します。
デフォルトの機体のパネルやPIC767とは異なりますのでご注意下さい。
パネルや計器もそれぞれ独立して動いていますのでキャプテン、コパイの練習にも適しています。
よりリアルに近づいた使い方ができますね(^^
NAVのところに周波数切替のAUTO/MANUAL切替ボタンがあります。AUTO にするとコンピューターが自動的に切り替えていきます。
(EHSI をマップモードに切り替えると自動的に AUTO モードに切り替わってしまいますので注意が必要です)
NAVは他の通信機と異なり、左側が周波数設定、右がOBS (CRS コース)選択になっています。

NAV  周波数は旭川 VOR ( AWE ) の 113.50 、コースは旭川 VOR ( AWE ) から KAGRA に向かう 282°を入力しておきます。
 


120)ADF(エー・ディー・エフ)・レディオズ・・・・・セット
ADF はペデスタル上に有ります。場所を覚えておいてください。
ここでは旭川 NDB ( AW ) の周波数 334 を入力しておきます。

 


●トランスポンダー・・・・・セット

121)トランスポンダー・スイッチ・・・・・スタンバイ

122)ATC(エー・ティー・シー)・コード・セレクター・・・・・セット
トランスポンダーを設定します。Level−D767用の説明を後から付け加えます。
Level−D767ではTCASの設定もここで行ないます。

 

123)トランスポンダー・セレクター・・・・・1(または2)
124)アルティテュード・ソース・セレクター・・・・・1(または2)

125)EFIS(イー・フィス)・コントロール・パネル・・・・・セット
ディシジョン・ハイト・セレクターを回して、「ADI DH REF」 と書かれたディシジョン・ハイト・リファレンス・インジケーターに 「10」 を表示します。このとき EADI にも DH 10  と表示されることを確認します。

  
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126)オーディオ・セレクター・パネル・・・・・セット

ここまでが副操縦士 ( FO ) のプリパレーションです。