ここからキャプテンのプリパレーションです。
プリパレーションはキャプテン、FO が同時に並行して行います。
FO 側で既に行っているプリパレーションに付いては項目のみとします。


127)メインテナンス・ステイタス・・・・・チェック

●モード・コントロール・パネル・・・・・セット


128)コース・・・・・セット
129)フライト・ディレクター・スイッチ・・・・・オフ

























130)オートスロットル・アーム・スイッチ・・・・・オフ
アームとは A/T をいつでもエンゲージできる状態のことです。オフは A/T のエンゲージを防止するためのポジションです。またこのスイッチをオフにすることによって A/T をディスエンゲージすることもできます。オートスロットル・アーム・スイッチを 「オフ」 にします。

 

131)IAS(アイ・エー・エス)/マック・ディスプレイ・・・・・チェック
IAS/MACH ・ディスプレイに 「110」 が表示されていることを確認します。

 

132)ヘディング・・・・・ランウエイ・ヘディング
ヘディング・セレクターを回してヘディング・ディスプレイに旭川空港のランウェイ34 ( スリー・フォー ) のマグネティック・ベアリング (磁方位) である 「343」 をセットします。

 

133)バンク・アングル・リミット・・・・・セット
バンク・アングル・セレクターで AFDS ・オペレーションの場合のマキシム・バンク・アングルをセットします。このバンク・アングル・セレクターはモード・セレクター・スイッチが 「HDG SEL」 と 「VOR LOC」 モードのときにのみ AFDS のマキシマム・バンク・アングルをあらかじめセットされた値に制限します。「AUTO」 にした場合、バンクは対気速度を元に AFDS により自動的にコントロールされます。バンクリミットは対気速度が増すことにより 25 度より小さくなります。ここでは 「AUTO」 に設定します。

 

134)アルティテュード・・・・・ゼロ
アルティテュード・セレクターを回してアルティテュード・ディスプレイを 「0000」 にセットしておきます。ATC  ・クリアランスを受領後に高度をセットします。

 

135)オートパイロット・・・・・ディスエンゲージド
「A/P ENGAGE」 と表示された 「CMD ( コマンド ) 」 の 「L」、「C」、「R」 の 3 つがオフ ( ライトが点灯していない ) になっていることを確認し、その下のオートパイロット・ディスエンゲージ・バーがリフト・アップの状態であり、オレンジのバック・グラウンドが見えていないことを確認します。

 

以上でライト・シールドのコックピット・プリパレーションが終わり、次はオーグジリアリー・パネルのコクピット・プリパレーションを行います。


136)サン・バイザー・・・・・ストウド


●オキシジェン・アンド・インターホン・・・・・チェック

137)オーディオ・セレクター・パネル・・・・・セット
138)オキシジェン・パネル・・・・・セット
139)プレス・ツー・テスト・アンド・リセット・ボタン・・・・・プレス・アンド・ホールド
140)エマージェンシー/テスト・セレクター・・・・・プレス
141)プッシュ・ツー・トーク・スイッチ・・・・・I/C(インターコム)
142)オキシジェン・プレッシャー・・・・・チェック

以上でオーグジリアリー・パネルのコクピット・プリパレーションが終わり、次はメイン・インスツルメント・パネルのコクピット・プリパレーションを行います。

●フライト・アンド・ナブ・インスツルメンツ・・・・・セット・アンド・チェック

143)クロック・・・・・セット
144)コンパスイズ・・・・・チェック
145)EADI ・・・・・チェック
146)EHSI ・・・・・チェック
147)オートパイロット・アンド・オートスロットル・ディスエンゲージ・ライツ・・・・・テスト
148)アルティミター・・・・・セット
149)バーティカル・スピード・インジケーター・・・・・チェック

150)スタンバイ・アルティミター・アンド・エアスピード・インジケーター・・・・・チェック
151)スタンバイ・ホライゾン・・・・・セット
キーボードの 「Shift + 3」 を押すことにより、電源が落ちてしまったような緊急の時に使用するスタンバイ計器の表示/非表示を行うことができます。上からスタンバイ・ホライゾン、スタンバイ・アルティミター、スタンバイ・エアスピード・インジケーターです。

 

152)ノーズ・ホイール・ステアリング・スイッチ・・・・・ノーマル


●FMC/CDU・・・・・チェック

153)アイデント・ページ・・・・・セレクト・アンド・チェック
154)ポジション・イニシャライゼイション・ページ・・・・・セレクト・アンド・チェック
155)ルート・ページ・・・・・セレクト・アンド・チェック
156)レグス・ページ・・・・・セレクト・アンド・チェック
157)パフォーマンス・イニシャライゼイション・ページ・・・・・セレクト・アンド・チェック
158)テイクオフ・リファレンス・ページ・・・・・セレクト・アンド・チェック
159)エヌ・ワン・リミット・ページ・・・・・セレクト・アンド・チェック

160)スピード・ブレーキ・レバー・・・・・ダウン・ディテント
スピード・ブレーキ・レバーを一番前まで押して、スピード・ブレーキ・レバーがダウン・ディテント・ポジションにあることを確認します。

 

161)リバース・スラスト・レバーズ・・・・・ダウン
リバース・スラスト・レバーを上から押さえて、リバース・スラスト・レバーがダウン・ポジションにあることを確認します。

 

162)フォワード・スラスト・レバーズ・・・・・クローズド
フォワード・スラスト・レバーを後方に引き、フォワード・スラスト・レバーがクローズド・ポジションであることを確認します。

 

163)スタート・レバーズ・・・・・カットオフ
スタート・レバーがカットオフ・ポジションであることを確認します。

 

164)パーキング・ブレーキ・・・・・リリーズ
パーキング・ブレーキ・レバーが押しこまれており、オレンジ色のパーキング・ブレーキ・ワーニング・ライトが消灯していることを確認します。

 

165)スタビライザー・トリム・カットアウト・スイッチイズ・・・・・ノーマル
スタビライザー・トリムのスイッチがノーマル・ポジションにあることを確認します。ノーマル・ポジションになっている場合は赤いカバーがかぶされ、中のスイッチが触れないようになっています。

 

166)EFIS・コントロール・パネル・・・・・セット
167)オーディオ・セレクター・パネル・・・・・セット
168)スタビライザー・トリム・オーバーライド・スイッチ・・・・・ノーマル

169)ラダー・アンド・エルロン・トリム・・・・・フリー・アンド・ゼロ
ラダーとエルロンのトリムを操作して、正常に動作することを確認したあと、ゼロ・ポジションにセットします。
@・・・トリム表示 : 上段がエルロン・トリム表示、下段がラダー・トリム表示
A・・・ラダー・トリム
B・・・エルロン・トリム

 


以上でコクピット・プリパレーション・チェックは完了です。