★オーバーヘッドパネル操作 C




30)パッセンジャー・オキシジェン・オン・ライト・・・・・EXTINGU(消灯)
ガードがかかっておりONライトが消灯していることを確認します。スイッチにガードがかかったノーマル・ポジションであれば、キャビン・アルティテュード(客室高度)が14000フィートに達すると酸素マスクが自動的に乗客の目の前に出てきます。もし自動的にマスクが出てこない場合には、パイロットはこのガードを開けて手動でスイッチをオンにして乗客の酸素供給システムを作動させてマスクを出します。

 


31)ラム・エアー・タービン・アンロックド・ライト・・・・・EXTINFUISHED(消灯)
ラム・エアー・タービン・アンロックド・ライトが消灯していることを確認します。

ラム・エアー・タービン (RAT) は緊急システムです。
両方のエンジンが故障した場合、または全体の油圧パワーが低下した時、プライマリーフライトコントロールのパワーに使うことができます。
RAT は基本的にプロペラです。空気の流れの中にプロペラを展開させ、プロペラの回転力により油圧を発生させます。
RAT による満足な運転を行うためには最小でも対気速度 130 ノットが必要です。
RAT は 2 つのエンジンが故障したら自動的に展開されます。
オーバーヘッドパネルの RAT スイッチによって手動によっても展開することができます。
いったん RAT を展開させると、地上にてグランドリクエストメニューを使うことによってのみ収納することができます。

Level-D 767 では飛行中にこのスイッチを押しラム・エアー・タービンを展開させると機体の胴体下部にプロペラが出てきます。
飛行中ならこのプロペラが速度にそって回転します。地上では風が吹かないのでプロペラの回転は止まります。
さすが FSPainter さんの機体ですね! 是非一度は見て下さい。 (^o^)/

 




32)イグニション・セレクター・・・・・1 or 2 (奇数便では1、偶数便では2)
イグニション・セレクト・スイッチを1側にすると各エンジンのレフト・イグナイター(点火栓) のみが作動し、BOTHではレフトとライトの両方のイグナイターが、2にするとライト・イグナイターのみが作動します。フライト・ナンバーの奇数便が1、偶数便が2を使用します。

 


33)エンジン・スタート・セレクター・・・・・AUTO
左右両エンジンのスタート・セレクターをAUTOにセットします。

 


34)フューエル・ジェティスン・パネル・・・・・OFF
緊急着陸時など着陸重量を減らす為に余分な燃料を排出するためのパネルです。
離陸した航空機が何らかの理由で再び飛行場に引き返す必要性が生じたとき、航空機が安全に着陸できる着陸重量になるまで燃料を放出する事ができます。この放出能力は大型ジェット機で15分以内とされており、747や727は両翼端に各1本ずつ、DC-10やMD-11は外側エルロンの内方に左右1本ずつ放出管を備え、平均毎分5,000lb〜5,500lbの放出能力があります。

 


35)フュエル・ポンプ・スイッチイズ・・・・・OFF
36)クロスフィード・バルブ・スイッチイズ・・・・・OFF
燃料が搭載されているタンクのフュエル・ポンプ・スイッチがOFFになっていることを確認します。
センターのLEFTとRIGHTのポンプはメインエンジンがシャットダウン中はPRESSと表示されています。
真中の CROSSFEED スイッチがOFFになっていることを確認します。

 


37)フューエル・クオンティティー・・・・・CHECK
この計器により燃料の搭載量を確認することができます。飛行距離や安全性を十分考慮した燃料量で飛行することがとても重要です。
左右のウィングタンクの搭載量@B、センタータンクの搭載量A、燃料の温度C、総搭載量D が表示されています。

 


38)ウィング・アンド・エンジン・アンティ・アイス・スイッチイズ・・・・・OFF
1個のウィング・アンティ・アイス・スイッチと2個のエンジン・アンティ・アイス・スイッチが全てオフになっていることを確認します。

 


39)ウィンドシールド・ワイパー・セレクター・・・・・OFF
ウィンドシールド・ワイパー・セレクターがOFFの位置になっていることを確認します。
雨が降っている場合は@のスイッチでワイパーを動かしましょう。低速(LOW)と高速(HIGH)を選びます。Level-D 767 ではバーチャルコックピットと外部視点で実際にワイパーが動いているところを見ることができます。実際の機体には INTERMITTENT( INT ) 間欠があります。
2Dパネルのみ残念ながらワイパーを見ることはできません。(アドオンを入れることにより2Dパネルでも動くワイパーが可能です。このサイトのFAQページをご覧下さい。)
ワイパーセレクタの左側には降雨が激しいときにウィンド・シールド・ワイパーと同時に使用する揆水剤のレイン・リペレントのスイッチがあります。
現在はレペレント用の液体が環境汚染になると言う理由により使用不可となっています。