●FMC にて再度ルートの確認を行います。

●コクピット・チェックを行います。

CP コクピット・チェックリスト
FO ログ・アンド・ドキュメンツ・・・・・チェックト
ギア・ピンズ・・・・・ファイブ・ピンズ・ストウド
IRS・・・・・NAV ( ナブ )
フュエル・ポンプス・・・・・オン
ギャレー・パワー・・・・・オン
エマージェンシー・イグジット・ライツ・・・・・アームド
キャビン・サインズ・・・・・オート・アンド・オン
プレッシャーライゼイション・・・・・セット
オキシジェン・・・・・
CP ワン・ハンドレッド・パーセント
FO ワン・ハンドレッド・パーセント
フライト・アンド・ナブ・インスツルメンツ・・・・・
CP セット・アンド・チェックト
FO セット・アンド・チェックト
オート・ブレーキ・・・・・RTO (アール・ティー・オー)
スピードブレーキ・・・・・
CP ダウン
FO スタート・レバーズ・・・・・
CP カット・オフ
FO NAV (ナブ)・レディオズ・・・・・セット
ラダー・アンド・エルロン・トリム・・・・・
CP ゼロ
FO スタンディング・バイ・4(フォー)・アイテムス

FO が最後にスタンディング・バイ・4(フォー)・アイテムスと言ってますが、これはコクピット・チェックリストがあと4項目残っているということです。これらの4項目はカンパニー・レディオからファイナル・ウェイトの連絡を受け取ったのち、FMC/CDU に必要なデータを入力したあとで実施します。


●テイクオフ・ブリーフィングを行います。
ここでJFltcrwPro にてテイクオフ・ブリーフィングを行ないます。
「C-A-1」 または 「C-C」 をキー入力することでチェックリストを読上げて行きます。


出発経路、巡航高度、テイクオフ情報、注意事項などを打ち合わせます。V1 , VR , V2 の確認をしてテイクオフ・ブリーフィングが終了しました。



3.エンジンスタート5分前

そうこうしているうちにグラウンド・クルーから5分前の連絡が入ります。
5分前とはパッセンジャー・ゲートがクローズしてパッセンジャー・ナンバー(乗客数)も確定し、グラウンド・ローディング(コンテナー等の搭載作業)も順調に進み、およそ5分後にはエンジン・スタートが可能になるとランプ・コーディネーターが判断した時使われる用語です。
5分前の合図ではまだお客様は搭乗中です。ある人数以下になると合図が出ます。


●管制官との交信開始
旭川レディオにつなぎます。
旭川空港はタワー空港になりました。ダイセツタワーと交信します。

FO ダイセツタワー、クレセント・ゼロ・ゼロ・ワン、グッド・イブニング
ATC クレセント・ゼロ・ゼロ・ワン、アサヒカワ・レディオ・ゴー・アヘッド
FO クレセント・ゼロ・ゼロ・ワン、ファイブ・ミニッツ・ビフォー・ツー・スターティング・エンジン、スタンディング・バイ・フォー・ATC・クリアランス・ツー・ハコダテ・エアポート、フライトレベル・ワン・フォー・ゼロ
ATC ラジャー


●旭川レディオからクリアランスが入りました。
ここで FS2004 のATC画面を表示してクリアランスを要求してください。

ATC クレセント・ゼロ・ゼロ・ワン、クリアランス
FO クレセント・ゼロ・ゼロ・ワン、ゴー・アヘッド
ATC クレセント・ゼロ・ゼロ・ワン、ATC・クリアーズ、クレセント・ゼロ・ゼロ・ワン・イズ・クリアード・ツー・ハコダテ・エアポート、ヴィア・カグラ・ワン・デパーチャー、カグラ、ゼン・フライト・プランド・ルート、メインテイン・フライトレベル・ワン・フォー・ゼロ、スコーク・ゼロ・スリー・フォー・ワン、アドバイス・ホエン・レディー・フォー・プッシュバック、リード・バック
FO クレセント・ゼロ・ゼロ・ワン、ATC・クリアーズ・クリアード・ツー・ハコダテ・エアポート、ヴィア・カグラ・ワン・デパーチャー、カグラ、ゼン・フライト・プランド・ルート、メインテイン・フライトレベル・ワン・フォー・ゼロ、スコーク・ゼロ・スリー・フォー・ワン、アドバイス・ホエン・レディー・フォー・プッシュバック
ATC クレセント・ゼロ・ゼロ・ワン、リードバック・イズ・コレクト


ATCからのクリアランスが入り、高度、スコーク番号が告げられました。

●高度の設定
MCP のアルティテュード・セレクターを回して,アルティテュード・ディスプレイにATCから指示された高度を入力します。ここでは例として 「14000」 を表示させます。

 

●スコークの設定
トランスポンダーにスコーク・ナンバー(ディスクリート・ビーコン・コード) 「0341」 をセットします。

 

●フライト・ディレクター・スイッチをON
MCP のフライト・ディレクター・スイッチ (F/D)をオンにします。EADI 上に 「FD」 とグリーンの文字が表示されていることを確認します。

  

●カンパニー無線にてファイナル・ウェイトをもらいます。
ファイナル・ウェイト(乗客数、ゼロ・フュエル・ウェイト、グロス・ウェイト、フュエル、CGなど)をもらい、FMC にセットします。767PIC ではこの操作はありません。


●MCP ・スピード・モード・セレクターセット
FMC を表示し、「INIT REF」 ボタンを押して TAKEOFF ページを表示します。表示されている V1 , VR , V2 スピードを確認し、V2 スピード(ここでは 142 ノットになっていますね)を MCP・スピード・セレクターを回して IAS/マック・ディスプレイに 「142」 をセットします。

  

EADI のスピード・テープの上端右側に 「V1 125」 とグリーンで表示されていることを確認します。

 

●CG 値のセット、スタビライザー・トリムのセット
CG の値を FMC の TAKEOFF REP ページ 2 で入力し、計算されたトリム値をもとにペデスタルのスタビライザー・トリムをセットする。この操作は 767 PIC では有りません。


●残っていたコクピット・チェックリストを続けます。

CP コンティニュー・チェックリスト
FO フュエル・クォンティティー・・・・・サーティー・タウザンド・ツー・ハンドレッド
FMC の PERF INIT ページとオーバーヘッド・パネルで燃料を確認します。
    
FO テイクオフ・データ
CP セット・アンド・チェックト
FO セット・アンド・チェックト
ここでは MCP の IAS/マック・ディスプレイの 「142」、アルティテュード・ディスプレイの 「14000」、ヘディング・ディスプレイの 「343」、F/D・スイッチのオン、EADI・スピード・テープの V1 , VR を確認することを意味しています。
FO スタビライザー・トリム
CP フォー・ポイント・ツー・ユニット
FO コクピット・ドア・・・・・ロックト
FO コクピット・チェックリスト・イズ・コンプりーテッド



以上で長い長いコクピット・プリパレーションとコクピット・チェックリストが終わりました。次はプッシュバックを行います。