FOR FLIGHT SIMULATOR USE ONLY. NOT FOR USE IN REAL AVIATION. Level-D Simulations 767-300...........Page 141
LANDING GEAR and BRAKES

着陸ギアとブレーキ


着陸ギアは、2つのメインギアと1つのノーズギアで構成されています。
着陸ギアの制御は、メインパネルの向こう側(遠い方)にあるハンドルにより行われます。
3つの位置が有効です　：
DOWN、UPおよびOFFです。
中央システムからの油圧動力が、着陸ギアの収納と展開に必要です。
電子バックアップシステムが、ギア展開のために代替手段として提供されています。

UPの位置にギアハンドルを移動すると、油圧動力が利用可能であれば、ギアを収納させます。
ギア収納後、ハンドルは通常OFFの位置に移動させます。(ギアハンドルをマウスでクリックすることにより)
この位置は着陸ギアへの油圧パワーをカットします。着陸ギアは機械的にアップ位置に固定されます。
DOWNの位置にギアハンドルを移動すると、ギアを展開させます。
収納と展開は、メインパネル上のギアハンドルの上にあるギア表示システムによりモニタできます。
代替ギア展開システムは、ギアが通常の展開に失敗した場合に使用されます。
(代替ギア展開)システムは、ギア格納場所にある機械的なアップ-ロックを解除するために、電動モーターを使用します。
ギアは、重力と空力負荷によって展開されます。
この代替システムの使用には、電子動力だけを必要とします。

メインギアには、自動ブレーキシステムを介した手動あるいは自動制御による油圧ブレーキシステムがついています。
ブレーキシステムは、通常右側の油圧システムの動力を使用します。
ブレーキシステムへ動力を与える代替手段は、中央油圧システムです。
もし、中央および右の油圧システムの動力源の両方が故障すると、ブレーキへ油圧を回すために予備ブレーキシステムが使われます。

ブレーキは、オートブレーキシステムを使用することで自動的動作します。
オートブレーキは、離陸を中止した場合や着陸ロールアウト中に、計算されたブレーキ距離を与えるため、通常のブレーキシステムを使います。
その(ブオートブレーキ)システムは、メインパネル上のオートブレーキセレクタにより制御されます。
次の位置が有効です　：　RTO, OFF, DISARM, 1, 2, 3, 4, および MAX AUTO。

オートブレーキは、オートブレーキセレクタスイッチの設定を元に、ブレーキに減速率をを与える際にIRSシステムからの情報を使用します。
離陸時、RTOの位置は、離陸を中断時に最大限のブレーキがかかります。
ブレーキシステムは、85ノットに到した時に作動し、両方のパワーレバーがアイドルにされるとアクティブになります。
着陸時、1からMAXの位置を選択すると、最小のブレーキ量である1から最大であるMAXまで様々なブレーキ量を与えます。
オートブレーキシステムは、マニュアルブレーキが使用されると自動的に解除されます。


着陸ギア制御と表示器

1- 着陸ギアハンドル: 油圧によりギアを上げ下げします。

• UP
  
  
  • 着陸ギア収納。
    
    
• OFF
  
  
  • ギアへの油圧動力を切り離します。
    
    
  • 通常、ギアを収納した後のフライト中に選択します。
    
    
• DOWN
  
  
  • 着陸ギア展開。
    
    

2- 着陸ギア位置表示器: それぞれのギアがダウンしロックされると点灯します。

3- DOORSディスエンゲージライト: 着陸ギアのドアが着陸ギアの操作位置と一致していない場合には、いつでも点灯します。
通常、ギアの展開および収納処理中に点灯します。

• 注意: ギアが代替ギアスイッチを使って展開されたときは、DOORSライトは点灯したままになります。
  
  

4- GEARディスエンゲージライト: どちらか1つの着陸ギアが指示した位置にない場合に点灯します。
通常、ギアの展開および収納処理中に点灯します。

5- TAILスキッドライト: テールスキッドが、指示した位置にない場合に点灯します。
テールスキッドは、通常ギアの展開や収納処理中に展開および収納が行われます。
テールスキッドは、代替ギア展開手順を使用したときには展開されません。


代替ギア展開およびGWPSのオーバーライド制御

1- 代替ギア展開スイッチ: 機械的なロックを解除することで着陸ギアの展開を電子的に制御します。

• 着陸ギアハンドルは、代替展開スイッチを使う時にダウンの位置にします。
  
  
• DOORSライトは、この展開手順を使う時には点灯したままになります。
  
  

2- 地上接近警報装置: 異常なギアやフラップコンフィグレーションにおける着陸時に、GPWSシステムをオーバーライドします。

• FLAP OVRD
  
  
  • "TOO LOW ... FLAPS" GPWSの音声警報を抑制します。
    
    
• GEAR OVRD
  
  
  • "TOO LOW ... GEAR" GWPSの音声警報を抑制します。
    
    

オートブレーキ制御

1- AUTO BRAKES ライト: オートブレーキが、自動的にもしくは手動で解除されると点灯します。

• オートブレーキは、マニュアルブレーキが使用されると解除されます。
  
  
• オートブレーキセレクタがDISARMの位置にある場合にも点灯します。
  
  

2- AUTO BRAKES セレクタ: 離陸や着陸時に使用するオートブレーキを選択します。

• RTO
  
  
  • 離陸時設定。 離陸中止時に最大のブレーキを供給します。
    
    
  • オートブレーキシステムは、85ノット以上になると作動します。
    
    
  • 1度作動すると、両方のスロットルがアイドルにされるまでブレーキがかかります。
    
    
  • セレクタは、離陸後自動的にOFFに戻ります。
    
    
• 1, 2, 3, 4 MAX AUTO
  
  
  • 着陸時設定。 選択する設定毎に減速率が異なります。
    
    
  • 1 は、最小減速率です。
    
    
  • MAX AUTO は、最大減速率です。
    
    
  • オートブレーキは、着陸直後に自動的にエンゲージされます。
    
    
• DISARM
  
  
  • オートブレーキシステムを解除します。
    
    
• 注意: オートブレーキは、マニュアルブレーキを使用したりオートブレーキセレクタをDISARMにすると、解除されます。
  
  

リザーブブレーキ

• Switch OUT（スイッチを外す）
  
  
  • リザーブブレーキとステアリングをOFF(通常位置)にする。
    
    
• Switch IN（スイッチを入れる）
  
  
  • 第1プライマリポンプをオンにする(ポンプスイッチ位置を問わず)。
    
    
  • 中央リザーブ油圧液をブレーキシステムへの与圧のため切り離します。
    
    
• VALVE
  
  
  • 隔離弁は動作中か指示した位置にありません。
    
    
• BRAKE SOURCE
  
  
  • 右および中央の油圧圧力が低い状態です。
    
    
  • もし十分な圧力が、右もしくは中央の油圧システムから得られれば、消灯します。
    
    

着陸ギアとブレーキの標準操作手順(ノーマルプロシージャ)

飛行前

始動

フライト中

フライト後