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更新日 2009-02-01 | 作成日 2008-04-03

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空の三重奏

100 年近い航空機の歴史の中で、3 基のエンジンを積むという特徴的な機体が登場しています。
こういった 3 発機の航空機は、プロペラ・ジェットにかかわらず、3 基のエンジンの配置に工夫があり、様々なバリエーションが存在します。

前に1・中に2

M1N2.jpgM1N2-2.jpgプロペラ時代のエンジン搭載方法は、機首に 1 基または主翼に 2 基というのが一般的でした。
機体が大きくなって 3 基のエンジンを搭載する必要が出た時に、自然な流れとして前 1 基・中 2 基になったと思われます。

フォード トライモーター

Trimotor.jpg
「フォード トライモーター」は、文字通り 3 つのモーター(エンジン)を搭載した旅客機です。
今は自動車メーカーとして有名なフォードが、1920 年代後半から 200 機ほど生産しましたが、この機体をもって航空産業から撤退しました。
●Ford 4-AT-E
[2k4](機体本体) FS2004標準

同タイプの航空機

ユンカース Ju 52

Ju52.jpg
1930 年代から第 2 次世界大戦にかけて活躍したドイツの輸送機です。
兵士たちからは親しみをこめて「ユーおばさん」と呼ばれました。
●Ju-52
[2k4](機体本体) ju52v60.zip

サボイア・マルケッティ SM79

SM79.jpg
1930 年代の半ばから使われたイタリアの爆撃機です。
イタリアは半島国家ということもあり、一部は雷撃機としても使用されました。
FSX.gif●SM79
[FSX](機体本体) sm79_v01.zip

  

前に2・後ろに1

M2U1.jpgA60.jpg前 2 基(ジェット)・後ろ 1 基(プロペラ)という極めて異例な配置が選ばれました。
「カスピ海の怪物」と呼ばれたロシアのWIG(表面効果翼艇)「オリョーノク」です。
●オリョーノク[2k4](機体本体) alpha_a-90_orlenok.zip

  

中に3

N3.jpgBV138.jpg「BV138」は第二次世界大戦で活躍したドイツの飛行艇ですが、双胴のビームと独特のエンジン配置が個性的です。
このような高いエンジンの位置は、波しぶきの影響を排除するためのものです。
●BV138[2k4](機体本体) bv138_ac.zip
 
N3-2.jpg 3 発機があるのは通常の航空機だけではありません。
「EH101」は大型ヘリコプターですが、注意深く主ローターの下あたりを見るとエンジンのノズルから 3 発機であることが分かります。

アグスタウェストランド EH101

EH1014.jpg
「アグスタウェストランド EH101」は、イギリス海軍およびイタリア海軍向けに作られた大型ヘリコプターです。
機体の大型化に伴いエンジンが 3 基の構成となりましたが、もともとヘリコプターでは主ローターの付け根にエンジンを搭載するのが一般的ですから自然にこの配置となります。
FSX.gif●EH101
[FSX](機体本体) FSX拡張パック

  

中に2・後ろに1

N2U1.jpgN2U1-2.jpg3 基目のエンジンを搭載方法として垂直尾翼(付け根または先端)が考えられました。
プロペラ機ではプロペラがぶつからないよう距離をおいて、ジェット機では推力のバランスがとり易い中心に近い場所が選ばれました。

ブリテン・ノーマン BN-2トライランダー

BN2A.jpg
「ブリテン・ノーマン トライランダー」は、双発機である「アイランダー」の発展型です。
好評だった双発機をそのままストレッチしたような機体にエンジンを追加する場所としては、結局垂直尾翼の先端だったわけです。
●Britten-Norman Trislander
[2k4](機体本体) GXTOR32G.zip

同タイプの航空機

マクダネル・ダグラス DC-10

DC-10.jpg
1970 年代の初頭に運航を開始した 3 発ワイドボディ機「DC-10」は、垂直尾翼を突き抜ける形でエンジンが付けられたため男性的な力強い印象を与えています。
●DC-10
[2k4](機体本体) paadc10m.zip

ロッキード L-1011

L1011.jpg
L-1011は、「トライスター」の愛称で親しまれたワイドボディ機です。
尾部のエンジンが男性的なDC-10に対して、S字ダクトを用いた曲線が特徴です。
●L-1011
[2k4](機体本体) adsl1011.zip

  

後ろに3

U3.jpgジェットエンジンを尾部に搭載する流れで 3 基のエンジンを尾部に集中する方法がとられました、水平尾翼はエンジンの邪魔にならないようT字翼が一般的です。
この方式のメリットは主翼がクリーンになってフラップなどの配置が自由になることにあります。

ホーカー・シドレー トライデント

Trident.jpg
1964 年に就航した
「トライデント」は、同時期のボーイング727とともに3発ジェット旅客機のフォルムを確立した機体です。
世界で初めて自動操縦による着陸が認可された先進性に富んだ機体でしたが、機体の小ささが災いしたのか結果的に販売に結びつきませんでした。
●HS121 Trident
[2k4](機体本体) Trident.zip

同タイプの航空機

ヤコブレフ Yak-40

Yak40.jpg
1960 年後半、ロシアでローカル線用に開発された「Yak-40」は、30 席クラスの小さなジェット旅客機です。
地方の未整備な空港でも運用できるようにと、丈夫な着陸装置とSTOL性が確保されました。
●Yak-40
[2k4](機体本体) scyakv14.zip

ヤコブレフ Yak-42

Yak42.jpg
Yak-40 を大型化した「Yak-42」ですが後退角をもった主翼や、120 名まで拡大された機体と、一目で区別できる特徴を備えています。
●Yak-42
[2k4](機体本体) yak42_v2.0.zip

ボーイング 727

B727.jpg
1960 年代の前半にボーイング 707 に続いて開発された中距離用の旅客機が「ボーイング 727」です。
深めの後退翼と高性能の高揚力装置のおかげで機敏な離着陸ができました。
FSX.gif●Boeing 727
[FSX](機体本体) fx2b7272.zip

ツポレフ Tu-154

Tu-154.jpg
尾部にエンジンを積んだ双発のTu-134 の拡大型である「Tu-154」は、1970 年代前半ごろからロシアを始め、共産圏で多数使用されました。
●Tu-154
[2k4](機体本体) tu154b2_mal.zip