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エアバス
民間旅客機のメーカーとしては後発のエアバス社は、1970年にフランスと西ドイツの国際共同事業体として設立され、その後イギリス・スペインも加わりました。
エアバスは開発・生産・販売を分担協力して行い、いまやボーイングとともに世界を二分するメーカーに急成長しました。
エアバス社の命名法は、いささか複雑なので順を追って説明します。
・ A300 = エアバス社が旅客機市場に乗り込むきっかけとなった 300 席クラスの双発機> ・ A310 = 基本構造の改良を伴う A300 の胴体短縮型
・ A320ファミリー
> ・ A320 = ボーイング 737 クラスの対抗機でナローボディ機
> ・ A321 = 基本形である A320に対して胴体の延長型
> ・ A319 = 基本形である A320 に対して胴体短縮型
> ・ A318 = A319 の更なる胴体短縮型
・ A330 = A300 のボディを流用した中距離向け大型双発機
・ A340 = A330 と共通のボディを持つ長距離向け大型 4 発機
・ A350(XWB) = ボーイング787に対抗する新開発の双発機
・ A380 = ボーイング 747 の市場を狙う長距離向け超大型 4 発機
エアバスA300B2/B4/-600/-600R
その後に同社が製造した新型機 A310 の技術進歩を取り入れてアビオニクスの改良やキャビンの近代化などを行った改良型の「A300-600」と燃料タンクを増設した長距離型の「A300-600R」を投入しました。
エアバス社では、製造を分担して行っているため最終組み立て工場(フランス・ツールーズやドイツのハンブルク)に胴体・主翼などの大型部品を運ぶ必要性が出てきました。このため、専用に作られた輸送機が「A300-600ST」です。
およそ空を飛ぶ飛行機とは思えないボリューム感のあるボディは、大物貨物をスピーディーに空輸することが出来ます。ベルーガ(白イルカ)と名付けられた姿態はとてもユーモラスな存在です。
機種名 A300B2 A300-600R | 全長 lllllllllll 54m lllllllllll 54m | 客席数 lllllllllllllll 240-289席 llllllllllllllllll 267-375席 |
エアバスA310-200/-300
「A310」は、短距離路線用の 「-100」 と中距離路線用の「-200」が提案されましたが 「-100」 の受注は得られませんでした。その後に長距離路線用の「-300」が製造されましたが外見上の変化はありません。
機種名 | 全長 lllllllll 47m | 客席数 llllllllllllll 210-280席 |
エアバスA320ファミリー(A318/A319/A320/A321)
特にコクピットは、グラス・コクピットを全面的に採用したのはもちろんのこと、新しい試みのフライ・バイ・ワイヤとサイド・スティックの採用は従来機の概念を打ち破るものでした。
「A321」は 「A320」 の胴体延長型にあたり、基本的な構造は「A320」 のものと同じですが降着装置や主翼の強化が行われました。 「A321-200」は基本型の 「A321-100」 の長距離型にあたります。 150 ~ 160 席クラスの「A320」の胴体短縮型である 「A319」 は 130 席クラスの旅客機です。「A320」 や 「A321」 との共通性を打ち出してセールスを伸ばしています。
「A320 ファミリー」の最新型が「A318」で、短縮型の 「A319」 をさらに 2.4 メートル縮めて 100 席級の機体となりました。ボーイング 717-200 あるいは 737-600 に対抗する機種に相当し、市場の要求に柔軟に答えられるようになりました。
機種名 A318 A319 A320 A321 | 全長 llllll 31m lllllll 34m llllllll 38m lllllllll 45m | 客席数 llllll 99-129席 lllllll 124-145席 lllllllll 138-179席 llllllllll 185-200席 |
A318
A319
A320
A321
エアバスA330-200/-300
エアバス社は「A340」と大幅な共通性を持たせることによって自社の開発費の削減はもとより、顧客にとっても運行・整備などでコスト削減になることをセールスポイントとして打ち出したものです。
基本形の「A330-300」に対して「-200」は、胴体を短縮して航続距離を延長したタイプです。
機種名 A330-200 A330-300 | 全長 llllllllllll 59m lllllllllllll 64m | 客席数 lllllllllllllll 253-293席 llllllllllllllllllllll 335-440席 |
エアバスA340-200/-300
短胴型の「-200」と長胴型の「-300」が製作されました。
「A340-500」 および 「A340-600」は、「-200/-300」の航続距離延長型と胴体延長型にあたります。いまや胴体長さナンバーワンとなった「A340-600」は、その乗客数と航続距離からボーイング 747-400 を脅かす存在ともなりました。
機種名 A340-200 A340-300 A340-500 A340-600 | 全長 llllllllllll 59m lllllllllllll 64m llllllllllllll 68m lllllllllllllll 75m | 客席数 lllllllllllllll 262-303席 lllllllllllllllll 295-335席 llllllllllllllllllllll 313-440席 llllllllllllllllllllllll 380-485席 |
エアバスA350(XWB)
ところが「A330」の焼き直しとも言えるこの計画は、受注が振るわず旅客機史上最大の成功と目されるボーイング787に太刀打ちできない判明しました。
そこで新たに「A350XWB(eXtra Wide Body)」として新技術を投入した機種を開発することになりました。
機種名 A350XWB-800 A350XWB-900 A350XWB-1000 | 全長 llllllllllll 60m lllllllllllll 67m lllllllllllllll 74m | 客席数 llllllllllllll 270席 llllllllllllllll 314席 llllllllllllllllll 350席 |
エアバスA380
今までの続き番号の 350 ~ 370 を飛ばして 「A380」 が与えられなりました。命名についてはキャビンのイメージ「O」を2 階建ての「8」としたという説が有力です。
また、枝番の「-800」は計画時の枝番を飛ばしたことに加え「380」の「8」に関連付けたものと思われます。
新しい世紀を飾るに相応しい巨人機は、2005 年 1 月に 1 号機が披露されました。
エアバス社初の巨人機で生みの苦しさを味わい、製造段階での遅延の末 2007 年 11 月、シンガポール航空での初就航を果たしました。
機種名 A380-800 | 全長 lllllllllllllll 73m | 客席数 llllllllllllllllllllllllll 525席 |